Dec

2016

28

映像制作側からの、使いやすいロイヤリティーフリー音源素材の提案

久しぶりにガッチリ映像制作に携わって、映像イメージに合わせた曲選びや、ナレーションなどにあたる音の調整をやったので、その時に感じたことのメモです。

最終的な決定権がある立場ではなかったですが、4映像×3曲と、結構なボリュームで選曲や調整をしたので、曲の質と使い勝手の良し悪しが、客観的に選ぶ立場でとてもリアルに感じることができました。
曲を作っている時には考えなかった点も多かったので忘れないうちに書き留めます。

と、コレを書いてる間に、海外企業の日本語版映像をモーショングラフィックスで制作もありましたので、その制作での選曲の感想も混ぜて書きました。

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メロディが濃いと、やはりナレーションやインタビューにあたる

素材サイトの制作ヘルプによく書いてある気がしますが、実感してよく理解しました。

特にインタビューは、いい状態で声が録れない事もあるので、強いメロや、メロディアスな音などは、インタビューの声から意識を奪いやすいかと。
インタビューを聞いてるのに耳がメロを拾いに行ってしまう感じです。

曲の作り手としては、綺麗でダイナミックなメロを作ったり、構成の展開をメロで誘導したいところですが、やはり映像には使いづらい気がします。
選曲の段階でも、抑揚が強すぎるものは候補にも上げづらかったかと。

※あくまで映像に合う曲を音源サイトから選ぶ観点ですので、映像に合わせたオリジナル曲の制作参考とは考えないでください。

強い音色や高い音色のリズムなども目立って、調整の対象になりやすい

メロディーと同じようなイメージで、際立った音色の伴奏や、パーカッション的なリズムで音域の高い成分が多く含まれているものは、ある場所と、ない場所で音量が上下を感じてしまいます。

調整が面倒くさいです。
レベルの増減が多い曲はもう使いたくないぐらいです。

購入時は気がつかなかったですが、あとあとの音量調整が面倒だったので、今後こういう曲は購入に反対すると思います。

音楽ソフトのオートメーションは調整しやすく、修正もやりやすいですが、編集関連のソフトの場合、特に修正がホント面倒でミスも起こりやすく、願わくばオートメーションを書きたくない感じです。

調整のいらない曲は仕事の効率やモチベーションを左右します。
両方を知っている分、顕著に感じるのかもしれませんが。

Masteringの甘い曲も同じ

正直なところ、波形がカマボコ状態のほうが使いやすい気もします。

ほとんどの場合バックミュージックですので、音量も結構下がっており、雰囲気やスピード感だけ感じれればいいので、一定の音圧・音量が望ましく、マスタリングでちょっと潰しすぎなぐらいのほうが映像には使いやすいのではと。

Mixが適当で、ホントになんだかわからない曲は選曲に並ばないでしょうが、ハリウッド映画のような抑揚は、一般的なweb商業映像では使いづらいのではと思います。

クライアントは際立った曲は望まない

iPhoneが出た時のように、よほど革新的なサービスなどでないと普遍的なある程度当たり障りの少ない曲が望まれるかと。

コレは、何度もクライアントに修正・変更をされたくない意味合いも多分に含まれていて、提案する側もいい曲は選びたくてもあまり冒険をすることは少ないのではと。
こういう、戻しを減らしたい思いは、映像制作者だけでなく制作クリエイター皆同じ思いではと。

なので、雰囲気づけとしてはとても重要と捉えていますが、個性の強すぎる曲は、よほど個性の強い映像でないと選べないのではと思います。

ロングテール狙いで何曲かは作ってもいいと思いますが、はやり無難な曲調が一番かと。

kickは生っぽいものを

だいぶ予想になってしまいますが、四つ打ちの曲は、kickが生音っぽければテクノとは言われない気がします。

四つ打ちは安定したノリで、軽快なイメージやスピード感の演出にいいと思うのですが、テクノと感じてしまう曲は一気に汎用性が下がる気がします。

コレは今回の海外企業の案件の中で、海外のいろんな部署から来た意見の中にあったので、日本のテクノに関するイメージではないです。

正直なところ四つ打ちに対する日本だけのイメージかと思ってましたが、コメントを見たところそうではないんだなと思いました。

四つ打ち=機械ぽい、と感じるのは万国共通なのかと感じました。

そして、他の制作事例から自分なりに考察して、そう思わせるのは何かと考えましたが、それはKickかなと思いました。
予想にはなってしまいますが、コレは今後自分なりに作曲に反映させ長い期間で試そうと思います。

ざっくりまとめると

・メロは弱めに。
・目立つ音はコンプで潰すなり、ハイカットなりで結構抑える。
・構成で抑揚はつけても、聞きのレベルはあまり変わらないように。
・Kickの音色は、クライアントの印象を変える要

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最後に

現在、50曲ぐらいオーディオストックに公開していますが、ちょうど今後の展開にちょっと詰まっていたような時だったので、すごくいいタイミングで映像制作側に回れた気がしてます。
この経験でもう50曲いきたいです。


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