2018 / 06 / 15

Film Camera

優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 と フィルムカメラPRAKTICA MTL5で経堂と近所

優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ

だいぶフィルムカメラに慣れてきたようで撮影時に意図したものが現像されてくるようになりました。そろそろHelios以外のオールドレンズも引っ張り出そうと思います。

カメラをPRAKTICA MTL5に変えてからだいぶ撮りやすくなりました。
フィルムカメラの状態、は描写の安定にだいぶ影響するようです。

それから前回の撮影で出ていた上部の黒帯はフィルムの装着に気をつけたら消えました。万事OKです!

本日のアジェンダ

・Heliosの味をフィルムカメラで生かす
・以前取り残した経堂の北側を歩く

ボケ、シャープなど主にHeliosの話

優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ
絞り開放で光源方向へ向くとほぼこうなる気がします。
デジタルでもほぼ一緒なHeliosらしい豪快なハレーションですが、ボケの奥にある質感みたいなのがフィルムのほうが味があっていい気がしてきました。

優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ
対照的に、日差しの強い日向でF8.0ぐらいに絞ったこちら。
こういうピント面が広い構図は、開放近くで画像周辺が破綻する感じのほうがフィルムっぽい感じ出る気がします。
そう考えると画角35mmのレンズとかが適してるでしょうか。

優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ
ソースのシズル感がいい感じです。ボケでご飯と味噌汁の構図も悪くないですし、Heliosはフード撮影との相性がいいかと。
肘をついてカメラを固定できた上、露出をきちんと測れる状況だとだいぶ意図に近い感じも撮れるようになってきました。

優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ
フィルムはボケに味が出やすいのがわかって来ましたが、ピント合わせはデジタルに比べたたら超大変です。
この写真も、ピント面はアップだと手ブレも含めて結構ぼやけてます。

優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ
ちょっとカリカリですかね。
日差しが強くF8かF11に絞ったと思うので、ボケの味もないですし。

優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ
こちらも絞っていますが、カリカリ感とコントラストのバランスがいい気がします。
でも画角35mm向きのフレームかなとも。

絞り撮り比べです。
絞り F2.0
優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ
Heliosらしい豪快なぐるぐるボケ。
そういえばフィルムでは初のぐるぐるボケな気がします

絞り F8.0
優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ
後調整なしで露出が近い感じが嬉しい!
露出がデジタルに比べると格段に難しいのでこれだけでも全然嬉しいです。
写真的にはF4.0ぐらいがベターだったんじゃないかと思います。

優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ
ヘリオスの十八番のショットかと。
ぐるぐるボケは出ていないですが、前後のボケが被写体を浮きあげてくれていい感じに収まったかと。

ちなみにこの猫は近づいても動じないのでありがたいのですが、いかんせん動きが付けづらいのが難しいところです。もうちょっと起き上がって欲しかったんですが。。
目しか反応してくれませんでした。

描写、質感、構図など主にフィルム表現軸の話

優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ
案外好きな一枚です。
もやっとした感じがフィルムらしくていい質感では。

優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ
おそらく間違ってシャッターを押してしまった撮り損じだったと思うんですが、ぼーっと見てられる感じがして好きな感じです。やはりボケの質感にフィルムの質感がのる味がいいのでは。
木漏れ日はなんとなくわかるので、状況がある程度わかるのが味噌な気もします。

優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ
日陰でハイライトが強くないように見えたんですが潰れてしまったようです。フィルムだと細かな階調の差は出ない分コントラストが少ないフレームは注意が必要なようです。この辺はまだまだ考え方の対策が必要ですね。

優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ
とはいえ明暗差のある時のバランスもまだ難しいんですが。。
こういう写真は、露出計測アプリだと暗い方基準になってしまうので感覚で掴むしかないようです。
二段ぐらいは下げたと思うんですが、もう二段下げぐらいでしょうか。

優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ
こちら、もうちょっといい雰囲気が出るかと思ったんですが、普通に写りすぎです。
開放気味で撮って画像周辺に古びた感じをにじませるべきショットかと。日陰だったので調整は容易だったハズ。

優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ
ちょっと不思議な雰囲気ですが、野外に貼ってあったチラシです。
右は何もなかった気もするんですが、なぜか黒いです。やけに真っ直ぐなのでシャッターのトラブルかもしれません。
とはいえこの黒のおかげでこの構図が成立している気もするので今後の参考に覚えておきたいと思います。

レンズとメーカー紹介

カメラ

優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ
カメラはセットで大人買いした新しいオールドカメラ、Pentacon製のPraktikc MTL5。1983年製ぐらいの第四世代のようです。
程度もいい感じでしばらくのメインカメラの予定です。
何気にストラップの受けが良く、話題に上がりやすいです。

カメラ : PRAKTICA MTL5
絞り : F2.0-F8.0を状況に応じてかなり使い分け
シャッタースピード : 1/500をメインに、暗いフレームは1/30や1/60ぐらい
フィルム : フジフイルムのスタンダードISO100 36枚撮り

レンズ

Helios 44-2 F2.0 58mm

オールドレンズで一番有名であろうロシアンレンズのヘリオス。
44-2や44Mを筆頭に、44、44M-○などバージョンや工場ごとなどに複数あり少しややこしい部分がありますが、基本的にはどれもレンズ構成が一緒で豪快なボケ柔らかい描写が楽しめます。

もはや懐かしい思い出。オードレンズ初級者の頃に書いた、
Helios_20160116_DSC00077
ロシアンレンズの大御所の素晴らしきホワイト HELIOS 44-2 VALDAI 58/F2.0 M42

ぐるぐるボケを試したい方にオススメ!

【ぐるぐるボケ出し方講座 ー 初心者向き】ヘリオスのぐるぐるボケの出し方の解説


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歩いた街並み

『経堂 北側』街撮りオススメ度★★★☆☆=3

優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ
以前来た時は、歩かなかった北口奥の商店街付近をブラブラと。

優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ
こちら側の方が古くからのお店が多い感じで街歩きにはいい感じです。
とはいえそんなに広い範囲ではなくフィルムを撮りきれなかったので、その後近所等で撮り足しています。

優しいボケのHELIOS 44-2 58mm F2.0 フィルムカメラ
余談ですが今回は36枚撮りを使っています。
24枚だとどうもブログを書くのに足りない感じで36枚にしたんですが、フィルムで36枚を撮ろうとすると結構時間がかかりますね。
デジタルのようにどんどん撮らない分けっこう減らないもんです。
次回からは撮り比べ等増やしながら描写の比較確認を増やそうとおもいます。

あとがき

もうフィルムでのヘリオスは十分撮ったかなと。次回からは色々なレンズを試したいと思います。
デジタルカメラでレビューしたっきりのレンズとかをまた持ち出せるのは嬉しいです。

Film Camera

 


 

 

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