2019 / 01 / 26
FUJIFLIM ミラーレスX-A1とヘリオスで撮る!APS-CサイズのHeliosの描写を探る!
去年手に入れたFUJI X-A1。中古1万円。このエントリーモデルで今迄レビューしたレンズを撮り直してみようと思いました。
年末にフライングでMir-1を試しましたが、面白そうなのでしばらく企画としてやってみようかと。
述べ第一弾はやはりこのレンズ。
オールドレンズの代表格Helios 44-2です!
今回のレンズ
Helios 44-2 F2.0 58mm
オールドレンズで一番有名であろうロシアンレンズのヘリオス。
44-2や44Mを筆頭に、44、44M-○などバージョンや工場ごとに違いが複数あり少しややこしいレンズですが、基本的にはどれも同じレンズ構成で、豪快なボケや柔らかい描写が楽しめます。
本日のアジェンダ
・とりあえず持ち歩いて色々撮ってみる
・X-A1でぐるぐるボケに特化してトライ
X-A1だと撮像素子がAPS-Cサイズなので、
レンズ画角58mm × 約1.5倍 = 画角87mm
になるので実質、中望遠的な画角になりますが、最短撮影距離は変わらず50cmなのが少し面白いところかもしれません。
FUJI X-A1とりあえず持ち歩いて色々撮ってみる
流石に87mm画角相当だとかなりボケが強くなっているようです。
最短撮影距離が同じで、画角が狭くなってると言うことはボケやすくなってることかと。
述べ画角87mmだと、Jupiter-9 85mmと同じぐらいのイメージでしょうか。
確かに一点集中の構図の収まりがいい。
でも描写は全くヘリオスなのが面白い。
まあヘリオスもJupiter-9もロシアンレンズなので、そもそも似てはいますが。
おお、凄い。
ヘリオスなのにここまで寄れます。
a7シリーズのフルサイズに慣れてきた感覚だと、今回のFUJI X-A1のAPS-Cサイズはちょっと新鮮です。
これはこれで面白いと思えてきました。
走ってる電車。
面白い感じにブレた文字ですが、これは特にカメラの特性とは関係ないかな。
何かに不満そうな白猫。
眩しそうな虎猫。
日差しが強い状態で絞って撮るとヘリオスらしさは感じないです。
まあヘリオスに限らず、ロシアンレンズは強い日差しでは味が出づらい気が
Jupiter-9っぽいけど、Jupiter-9だともう少しピント面が柔らかいかも。
更に近所をブラブラと。
画角やカメラが変わっても、街歩きしながらの撮影感覚は普通にヘリオスですね。
おお、今日イチかも。
日陰のところに光が差し込んで来ると、ヘリオスはそこからの反射がいい具合に取り込まれる気が。
最短撮影距離が変わらなければ、使い勝手は35mmフルサイズとそんなに変わらない気もしてきました。
そうするとOlympusのマイクロフォーサーズでの感覚も気になりますね。
マイクロフォーサーズだと、倍の画角になるので116mmですので述べ望遠です。
でもきっと撮影最短距離は一緒でしょうから、どんな風に被写体との距離感を作れるか気になります。
X-A1でぐるぐるボケに特化してトライ
ぐるぐるボケの出し方予備知識としてこちらどうぞ。
→ 【ぐるぐるボケ出し方講座 】
さて、ぐるぐるボケに集中して撮ろうと思いましたが、冬だと葉っぱの密度が低くて、木漏れ日のいい箇所が見つけづらいですね。
しかもコレあれですね。
APS-Cで1.5倍は、ぐるぐるボケの距離感も1.5倍にする感じで、距離感を0.8mぐらいが回りやすいカモです。
画像周辺に歪みが目立ち始めました。
猫様に被写体になっていただきたかったのですが、うまく近づけないです。
少し回ってますが、後ろの光の粒が小さいです。
もう少し近づきたい。
何度もお世話になっているお地蔵様に助けていただきました。
木々にもう少し隙間があれば壮大に回ったかも。
こちらは少しぐるぐるボケが出てますでしょうか。
コンクリートの中の白い石がぐるぐるの要素になってるようです。
左奥はいい感じですね。
手前の青い石がなければもう少し構図を作れたんですが。
こちらは結構近づいた分ボケは深いですが、溶け過ぎていて回ってる感じがしないです。
人ではないです。マネキンです。
光の粒の感じはイイですが、もうひとつ回った気がしないですね。上手くいくかと思いましたが
うーん、
季節柄、木々の密度が木漏れ日に適してないことや、被写体に手軽な花が少ないのもあってぐるぐるボケの構図が作りづらかったです。
またいつか再戦かな。
カメラについて
FUJFILM X-A1(2013年11月23日発売)
リペアでの検証に各メーカーの実機がずっと欲しいなと思っていたのと、カメラによっての違いなどもブログの内容にできるかなと思って2018年末に購入。
中古一万円とは思えない写りです。
近頃のカメラはほんとすごい。
マウントについて
マウントはカメラによって干渉等でうまく使えないこともありますので、ご自身のカメラでの使用の参考としてください。
また初心者向きの内容で、マウントについての記事を書きました。マウントに疑問点がある方はぜひ。
あとがき
レンズのレビュー記事は初期の頃の投稿を見ていただけたらと思います。
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“FUJIFLIM ミラーレスX-A1とヘリオスで撮る!APS-CサイズのHeliosの描写を探る!” のコメント
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フルサイズの方が理論的には出やすいです。
イメージサークル端の方に現れる現象なので
こんにちは。
なるほど確かにそうなのかもしれません。
距離感も画角感もフルサイズのほうが楽に回る気がします。