前回の清澄白河に向かう途中の駅「三越前」を見て、そういえば若い頃ここで手頃なカフェを探すのに苦労したなぁと思い出し、行ってみたくなりました。

のっけから言い訳ですいませんが、ぜんぜんバブルボケのポイントを見つけられませんでした。
ちょっと場所との相性が悪かったです。

結論から言ってこの街は撮るなら35mmぐらいで、建物や綺麗な通りを撮るつもりで行くべき街と思います。

以下、言い訳のような投稿になってしまいますが、お時間ありましたらどうぞ。

今回のレンズ

【Meyer Optik / Trioplan 50mm F2.9 最短撮影距離60cm M42改造】

Trioplanといえば100mmの中望遠レンズでバブルボケ。
ポートレートの背景などにバブルボケを添えて華やかに見せるのに面白いと思いますが、10万円近くする高級オールドレンズなのでお手軽とは程遠い感じです。

ですのでもっとお手軽に試せる50mmは現実的なレンズです。

標準画角なので100mmとは描写感が違ってしまいますが、最近のミラーレス一眼についているAPS-C切り替えで50mmが75mm換算に変わります。
また最短撮影距離は、ヘリコイド付きマクロマウントなどを手に入れれば、かなり近距離まで寄れるようにすることも可能なので、50mmでもポートレート撮影に挑戦することもできると思います。

【Amazonヘリコイド付きマクロ】

こちらなどはM42 → SONY Eマウント用のヘリコイド付きマクロです。

本日のアジェンダ

・バブルボケを試しながら三越前を歩く

Trioplan 50mm の描写の感想

「見聞」に意味はないです。
ちょっとでもバブルボケが狙えそうな場所を探していたらこうなりました。

バブルボケや、ぐるぐるボケなんかは、近くの花と、遠くの木漏れ日みたいな状況が手軽に撮りやすいんですが、いかんせんココはそういった場所が皆無に近いです。

おそらく区画での規約みたいなのがあると思われ、緑は比較的あるんですが、色味のある花や装飾看板なども少ない感じで、街路樹の木漏れ日は綺麗でもそれ以外の被写体はなにもない感じなんです。

こちらは辛うじて撮れたのでしょうか。
それでも言われればバブルボケ？という感じで、写真としてももう一つです。

遠景は高いビルがほとんどで、Trioplanは完全に場違いでした。

そんな感じですいません。Trioplanのバブルボケまた今度再戦します！

三越前

地下鉄から上がるとすぐ目に入る豪華な建物。
多分15年ぶりぐらいの三越前です。

ここにもライオンがいました。銀座だけではなかったんですね。
もうひとつ緊張感のない感じの表情がちょっと和みます。

少し歩くと日本銀行？かと。
スゲー立派な建物です。
ポストカードがそこにあるみたいなちょっと日常とかけ離れた建物が圧巻です。

とはいえ写真を撮りたいのは、侘び寂びを感じるような場所なので、路地裏的なところも探索しましたが、やはり今回のTrioplanの特徴を活かせる場所ではないかと。

なので日本橋方面にも足を伸ばしてみました。

なかなかの存在感の日本橋の装飾物。
龍かと思いましたが、麒麟のようです。

真上を走る高速との景観は、よく言われるようにホントちょっと残念な感じです。

少し歩いて日本橋の路地裏に入ると、なかなかいい感じの侘び寂び感というか、重ねて来た時間を感じるものが増えて来ました。

シンプルな被写体でもいい味わいです。

なかなかの路地裏感。
っと調子が上がって来た感じなのですが、疲れが出て来たのでこの辺にすることに。

前回の清澄白河は、４時間越えで歩いて翌日に疲れを引きずったので、今回は余力を残すあたりでやめときました。

Trioplan 50mmの購入について

汎用性が高いM42マウントのTrioplan 50mmは数がかなり少ない上に、少し割高です。
ExaマウントとAltixマウントが支流ですが、たぶんAltixマウントは現在のデジタルカメラ用のマウントは発売されてないように思います。

またM42マウントと謳っていても、M42リングを普通の接着剤でくっつけただけのものも、何の補足もなく普通に市場に出回っているので状態には気をつけたほうがいいと思います。
だいぶ昔に持っていたTrioplan 50mmはこれで、装着時に少しきつく締めたらマウントリングが取れてしまいました。

なので今回自分でマウント部品を加工してM42マウントに改造してみました。
無限遠の状態を他のオールドレンズと同じ感じにするのに少し苦労しましたが、これまでのリペア経験でなんとかなったと思います。

自身でリペアしたレンズをヤフオク！に出品しています