2018 / 10 / 19

Film Camera

濃厚な写りのPrimagon 35mm。フィルムカメラと夜の繁華街をぶらぶら。 in アメ横、表参道

年代を感じさせない素晴らしいコントラストやキレを見せてくれて、我が家の準広角の中で一気に存在感を放つようになったPrimagon 35mm。フィルムに投入です!

コントラストを強調するとなると明暗差が激しい状況がいいかなと思いまして基本的に夜街歩きで撮りました。
アメ横を軸に色々な街の記事です。

本日のアジェンダ

・Primagonの濃厚さは夜の街に合うか検証
・上野、表参道を街歩き

上野、アメ横


イメージとしては、太陽の輪郭が見えて、手前の道や自転車などは黒い影になる予定でしたが、光量の強い逆光は難しいですねー
夕陽がいい感じだったんですが残念。


昭和感のある上野の街並みがフィルムに合います。
日暮れ間近の空と、街の明かりのバランス、いいんじゃないかと。


そして遠くからでも賑わいを感じるアメ横に寄り道。


平日でもけっこう人がいて活気があるんですね。
子供の頃に親父の海産物の買い物に連れられて、早く帰りたかった思い出しかなかったですが、大人になるとこの生活に近い賑わいのある下町の雰囲気は楽しさしかないですね。
立ち飲みとかいっぱいあって楽しそうでした。


通りの幅間隔がPrimagon 35mmと丁度いい感じかと。
時間がなかったので目立ったところしか撮れませんでしたが、細かい部分のフィーチャーも楽しそうな場所です。


シャッター速度は1/4か1/8くらいなので、キチンと構えないとブレてしまいますが、歩いている人はブレがいい味でなかなかいい雰囲気では。


ハイライトからシャドウまでのコントラストが綺麗な感じです。
空は潰れているように見えますが、よく見ると左の大木が薄っすら見えます。フィルムでも案外階調出るんだなと。
Primagonの良さかも。


こちらもシャドウ部の空の雲が薄っすら見えます。
上野が明るいという事なのかも。
構図としては主体が見えず面白みに欠けますが、露出のバランスはとてもいい気がします。


用事は公園口の向こう側でかなり歩きました。根津にほぼ近かった気が。

表参道、雨


まあまあ雨が降ってましたが、フィルムを撮りきってしまいたいのもあり、少し無理して表参道メイン通りを。
雨の日の光の反射は好きなんですが、デジタルに比べてフィルムは少し気合いが必要です。


なんで気合いかというと、シャッター速度が1/4や1/8ですので、ブレないように、カメラも濡れないように傘を隠してでも写り込まないようにとやってると、自分は犠牲になります。
しかも構えた後にピントの最終調整になるので当然さらに濡れます。


1、2枚ならたいして濡れないですが、10枚も撮ればつま先から冷たさがやって来るんです。
最近寒いですし。


横からApple 表参道。
いつも賑わっている店内に誰もいないのは、なかなかなか面白い絵かとも。


この日気づいたんですが、看板の文字は上手く写し込むと全体を引き立てるのにいい味になるんでは。
ちゃんと読めるようにガッチリ入れてしまうと、文字の意味に気をとられてしまいますが、オブジェとして幾何学的なイメージで持っていければいい要素と出来るのではと思いました。
しばらく考えてみたいです。

今回思ったこと

夜も良かったけど、やはり昼間の描写も撮りたい気がします。
昼間版でもう一本ぐらい描きたいと思いました。

レンズの紹介

Meyer-Optik Görlitz Primagon 35mm F4.5
Primagon F4.5 35mm
一時はCarl Zeissと肩を並べるぐらいの実力があったと言われるMeyer-Optik Görlitz。
実際その話があった頃の1960年前後のレンズは、今のところ素晴らしい描写を見せてくれるレンズが多いように思えます。

Primagon F4.5 35mm
近距撮影は40cm、絞りはF4.5と、Carl Zeiss jenaの銘玉フレクトゴンに少し及びませんが、オールドレンズの準広角としては個人的にフレクトゴンに次ぐお勧めレンズです。

自身でリペアしたレンズをヤフオク!に出品しています

カメラ

フィルムカメラ PRAKTICA MTL5

カメラはセットで大人買いした新しいオールドカメラ、Pentacon製のPraktikc MTL5。1983年製ぐらいの第四世代のようです。
程度もいい感じでしばらくのメインカメラの予定です。
フィルムはフジフイルムのスタンダードISO100 36枚撮りです。

Film Camera

 


 

 

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