2018 / 02 / 01

Digital Camera

ポートレートに最適な柔らかい描写のジュピター9 / Jupiter-9 85mm F2.0 -リペアレンズ撮影テスト館

いいレンズと思いつつも85mmだと使い勝手が悪かなとヤフオクは見合わせていましたが、ポートレートの記事を含め投稿へのアクセスもそれなりにあるのでしばらく取り扱ってみようと思います。

前期型

ポートレートが柔らかい雰囲気で手頃に撮れるレンズとして、レンズ沼では有名なJupiter-9。
Heliosのようなボケを楽しめますが、四隅は安定して素直に柔らかく溶けるボケ、それでいてピント面にすっとキレがありますので、人物等の一点に集中する構図にかなり強いレンズと思います。

後期型

多分M42マウントの筐体だとこの二種と思われます。
後期のほうがコーティングが強いのかハレーションに強い気がします。

機能面は、最短撮影距離85cm 絞り15枚羽根 3群7枚レンズ構成 フィルター径49mm 約360gと一緒で、一般的なオールドレンズより少し重めな印象です。

この投稿の概要

ヤフオクに出品しているレンズのテスト撮りの写真で悪くないものも撮れたり、その過程で気づくこともあり、レンズレビューの投稿に付け足すのは整理しづらかったので、「ヤフオク出品レンズ写真館」のカテゴリで定番アイテムを掲載しています。

79年製 前期型


カラスミでしょうか。
このまま売れる出来栄えのドライかと。


暖かくなってきて歩きやすく、光も穏やかでありがたいです。


これぞJupiter-9的な奥行きとボケとピント面。


85mmは案外遠景も扱いやすいのではと。

84年製 前期型


日陰だけど明るいところの柔らかさがこのレンズと相性がいい気が。ボケの柔らかさが美味しすぎる感じです。


同じような室内の日陰部で。このパキッとしてない感がいいです。


こちらも日陰、夕方ですがまだ水に氷がありました。勝手なイメージですがロシアっぽい。

84年製 後期型


久々に近所を歩きながらのテスト撮影もしました。このレンズやはり楽しいです。


ポートレートだけでなく、ある程度一点に集中する被写体を引き立てるのにもってこいのレンズでは。


フレアやゴーストを起こしやすく、味にしやすい、オールドの見本のようなレンズと思います。


近所に新しくできたカフェのような事務所のようなお店。
遠景で代々木公園の木々が見えていい場所です・


こちらホラーのようにちょっと怖い感じです笑。
走ってる電車の窓に映る遮断機の赤いライトを撮ったつもりが運転手の手が写ってました。
撮影状態はあまり良くないですが、ちょっと自分の中にない切り口で面白いので記念に貼っておこうと思いました。

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88年製 後期型


レンズも外観も付属品もいい状態で、なかなかない状態の品だったかと。


後期のほうが若干キレがあるでしょうか。ハレーションは相変わらずですが。


開放だと前期も後期も違いはない気がします。

74年製 前期型


前期タイプは少し精度が甘いと感じることが多いですが、ノスタルジックな雰囲気が欲しい場合こちらのほうが楽しめるかと思います。


逆光とかかなりハレーションやゴーストすごいですが、言い換えると撮影者の意図で効果がつけやすいとも言えるかと。


ハレーションが入らなければぐっと閉まる感じと柔らかくシャープな線が繊細な描写になります。

86年製 後期型


雨の日に撮ったテスト写真が気に入らず、撮り直して出品し直しました。やっぱ晴れ最高。


ロシアンレンスは光の影響が受けやすいからか、日光にあたるとぐっと表情が変わってノリが良くなる感じではと。


雨の日の室内を一枚残しました。天気の状態がわからない写真ですが、これはこれで好きです。

75年製 前期型


閲覧者の目を一点に持ってくるのに、ホント素晴らしい要素を持っているレンズです。


最短撮影距離85cmなら大体撮影で困ることはないような気がします。100cmだともっと寄りたいというのはあると思いますが。


この写真だけ見ると現代レンズのような綺麗なボケです。でも、オールドレンズなので光の影響を受けやすく、光源が強くなってくるともっと色々な表情をつけやすいレンズです。

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