2019 / 03 / 05

Film Camera

やっと撮れた!Zorki-4でL39マウントデビュー!Jupiter-8と都営荒川線に揺られてみる。

今年のフィルム撮りは、今まで歩いた事のない東京を意識的に街歩きながら撮りたいと思っています。手始めに考えたのは場所ではなく乗り物で都営荒川線!そしてカメラは3度目の正直のZorki-4!

カメラの紹介

L39マウントカメラは、年末に少しZorki-4でくじけた話を書きましたが、実は新年早々にも2台目のZorki-4でもくじけてます。

2台目のZorki-4

撮り初めは快調だったんですが途中でフィルムが動かなくなりました。


そして気持ちを切り替えるのに一ヶ月ほどかかって、三代目のZorki-4でついに現像までたどり着きました。
ひとまず晴れてLeica L39マウントでのフィルムデビューです!

レンズの紹介

Jupiter-8 50mm F2.0 L39マウント

描写だけでなく持ち歩きのしやすさもお気に入りの理由の本レンズ。
ずっとフィルムで試してみたいと思ってました。

レンズ描写についてはこちら。
→ 「Jupiter-8 50mm ソフトな描写と芯のあるピント面 小ぶりな Leica L39マウントのオールドレンズ in 荻窪駅の南側

本日のアジェンダ

・Zorki-4でLeica L39マウントのJupiter-8に挑戦
・都営荒川線に乗ってみる

早稲田から都営荒川線に乗車


メトロ早稲田駅前、豪快なハイキーからスタート。
たまのフィルム撮りだと露出設定はなかなか上達しない気がします。


ともあれ軽く腹ごしらえにたい焼きを。
Jupiter-8の撮影最短距離100cmだとちょっとフード撮影は厳しいですかね。


駅前の神社で参拝。


だいぶ前に学園祭で来たキリの界隈なので、平日の落ち着いた雰囲気は初めてです。
結構住みやすそうなイメージを受けました。


何枚か近撮影の時のピンずれ写真が。
近距離のピントが合ってないのかと思いましたが、レンジファインダーってもしかしてレンズの最短撮影距離は曖昧なのかなと思わなくも。


そして目的の都営荒川線の始発駅、早稲田に到着。
何というか突然駅なんですね。
Google Mapを見ながら来たんですが、本当にあるのか不安な道を歩いてきたらいきなり目の前に現れる感じでした。

さて電車に乗り込む前に、荒川線に乗ろうと思った経緯を少し。

街歩きの資料が欲しい

年末あたりから、感覚や噂話で知らない街に向かうのは少し苦しくなってきたと感じていたので、何か策をと、書物に頼ることを考えました。


そして購入したのがこちら。

著者、泉麻人さんが街歩きで有名な事をなぜ知っていたのかは忘れてしまったのですが、ともかく先人に学ぶべきと考えた時にこの方の本から読むべきだろうと思いました。
小気味のいいテンポで進んでいく文章は、気ままにぶらぶらと歩く街歩きのように心地いいリズムの本です。

泉麻人さんをご存知のない方で、中山のように40代の方は、30年前ぐらいに放映されていた、テレビ探偵団の三宅裕司さんと山瀬まみさんと、あともう一人いた個性の強い男性というとわかりやすいのでは。

都電荒川線(東京さくらトラム)に乗車


ともあれ大東京23区散歩で読んだ知識をもとに、新年最初のフィルム撮り街歩きに選んだのがこの都営荒川線となりました。


平和は平和ですが、似たような規模感の東急世田谷線と比べると全く違う雰囲気の沿線です。


路面を走るのは少しの区間なので大事な写真ポイントかと。
フィルムの味と相まってまるで昭和の写真です。


沿線で一番存在感を放っていた建物。
軒や横の看板等の味ときちんと整理された店先との対比は、侘び寂びと言えるのでは。


それにしても案外長い道のり。
始発から終点までほぼ1時間だったようです。
30分ぐらいかと勝手に考えてました。


そして終点三ノ輪駅に到着。
いつもと違うエリアに来たと、ひしひし感じる光景です。


ライトの年期が素敵です。
ビンテージのレプリカでは出ない味。


東側のアーケード街を少し。
少し光が難しい場所でしたが雰囲気は撮れたかと。


まるで昭和の街角を模したセットのようです。


最後に撮り慣れた造花で近撮影付近のピントのテストを。
うむー、ピントは延べ中心にあるヒマワリに合わせたはずなんですが。


こちらも花にピントを合わせたはずです。
レンジファインダーはそもそもピントをピッタリ合わすことが難しいようですが、何かを根本的に間違えているような気もするぐらい、近撮影がもうひとつ上手くいかない状態で今回は終了です。

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