2019 / 06 / 25
Pancolar 50mm グッタペルカ柄の古めかしい味わいと街歩き in 狛江

以前レビューしたゼブラ・バージョンとはちょっと趣が違うグッタペルカ柄のPancolar。外観だけでなく写りもちょっと違う感じがしたので久々にメイン機フルサイズa7iiiでのレビューです!

レンズ外観上部に巻かれている革巻きの名称を使って、グッタペルカ・モデルの通り名でも呼ばれるこのPancolar。
市場でメインのPancolarと比べて絞りがF2.0、最短撮影距離50cm(中期以降のモデルはそれぞれF1.8、35cm)とまだ発展途上であったモデルらしく、性能も写りも少しオールドレンズ感を強めに感じたので少し街歩きをして試しました。
本日のアジェンダ
・Pancolar F2.0 グッタペルカをレビュー
近所

出かけずにはいられない梅雨の合間の晴天。
渋目の周辺光量落ちと相まってなかなかいい空のグラデーションです。

ちょっとわかりづらいですが「禁」と言う漢字だけ見えるのが呪文みたいで笑えます。

今までいろんなレンズで何度も試している木漏れ日でのチェック。
若干ぐるぐるボケっぽく見えますが、ヘリオスと比べると断然スッキリ写っている分、あまり回っているようには見えないのかと。

ピント面のスッキリ感とボケの対比や、ハイライトの飽和感にPancolarっぽさというかCarl zeiss jena風味を感じます。

外を見ていた猫。奥に行ってしまいそうでちょっと焦ってしまい、ピンボケでした。
でも雰囲気は十分出ているかと。

今回のPancolar グッタペルカのF値はF2.0までですが特に問題はありません。十分ボケます。
狛江

以前レビューのゼブラ柄Pancolarより、光に対してボケが飽和しやすいでしょうか。
言い換えると白んだ感じになるというか、破綻しやすいと言うか、柔らかく写ると言うか。

青い壁時計と空の青のバランスがいい感じだったんですが、壁時計がもうひとつ前に出てません。
露出の問題もあると思いますが、画面端に近くなり荒れ始めた描画にかかってしまっているからかと。

ちょっとハイキーですが、暑い日だったイメージが出ていていいかと。
上記空の写真と同じような周辺光量落ちが出て、植木の影が好きな感じです。

一転日陰。
グッと趣が出たうえスッキリしました。
ポンプの鉄の柔らかい描写がなんともオールドレンズらしい。

なるほど、画像周辺で段階的な奥行きの中に光量の違いが出ると流れるようにグッと破綻したような描写になるようです。
この辺が以前試したゼブラ柄のPancolarとの違いかと。

この写真でも画像周辺、左手前の木の付近の奥行きに似たような破綻具合があります。
ボケと相まっている分、派手に見えます。

今度は豪快にゴースト。
オールドレンズらしいといえばらしいですが少しやりすぎかとも。後ろのぐるぐるボケと混ざってちょっと不思議な感じです。

このぐらいがいいバランスな気がします。
紫陽花自体は日陰ですが、後ろの明るさとのバランスがいい感じに収まったかと。

なんにせよ画像周辺の描写が、悪くいえば荒れる、良くいえば味わいが出るオールドレンズらしい描写で、Pancolarのスッキリとしたピント面の描写と相性がいいとかと思います。

扉の猫は、狛江駅近くにあった弁財天池という湧き水の池があって、その祠の陰で寝てました。

最初気づかないでお賽銭を入れようとしたら、祠からなにかの鳴き声が聞こえたのでちょっと驚きました。
「お告げか!?」
とは思いませんでしたが、どこから声が聞こえるかわからず状況を理解するのに一瞬戸惑った感じです。

最後に狛江駅の小さな窓から。
下北沢

別日に少しだけ下北沢でも。

平日の夜だと案外ゆっくりした街並みなんですね。

Pancolarは直接関係ないのですが、最近のデジカメの夜の強さ更に凄くなってないですか?
昔はいいカメラでももっとノイズが出ていた気がするんですが。
レンズについて
Carl Zeiss Jena Pacolar 50mm F2.0

最短撮影距離が50cmと、この後のモデルの35cmよりは少し遠いですが、普段使いには十分問題ない範囲かと。
それ以外の点で気になるところはなく、むしろ小さくて持ち歩きしやすい気がします。

ちなみに中身はパンケーキレンズのような小さな外観に収まるのが不思議なぐらいパーツが細かく分かれており、スマートな設計は機械好きには堪らない感じです。

またこのモデルは、絞り可動範囲に装飾がついていて、実際なんの機能とも連動していなくただの飾りなんですが、その無駄が嬉しい感じです。
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