2017 / 11 / 25
メイヤーの黄金期を垣間見られる準広角のPrimagon F4.5 35mm in 調布 深大寺で紅葉と神代植物公園に

50年代終わりから60年代初頭にかけて販売されていた舶来レンズのシルバー鏡筒は、M42マウントの一眼レフカメラと共にオールドレンズ黄金期への架け橋となったような気がします。その一画Meye-Optik GörlitzのPrimagon 35mmはどんな感じでしょう。
レンズとメーカー紹介
Meyer-Optik Görlitz Primagon 35mm F4.5

一時はCarl Zeissと肩を並べるぐらいの実力があったと言われるMeyer-Optik Görlitz。
実際1970年代にPentaconに吸収される前のレンズは素晴らしい描写を見せてくれるレンズが多いように思えます。
今回のPrimagonもMeyer-Optikのいい部分が出ているレンズのようで、シャープ感、色乗り、扱いやすさ等、およそ1958年製造の60年前のレンズとは思えない描写力です。

近距撮影は40cm、絞りはF4.5と、ツァイスのフレクトゴンに少し及びませんが、同年代の準広角と比べても扱いやすいほうで、撮影しているとそれぞれの数値はほぼ気にならなかったかと。
この街撮りと相性のいい準広角35mmを持って、紅葉がいい時期の調布市深大寺を歩いてみました。
本日のアジェンダ
・Meyer-optikのシルバー鏡筒時代の35mmの実力を探る
・何年か前に訪れてもう一度ゆっくり写真を撮りたかった深大寺を堪能する
ボケ味、色味、フレーム周辺の描写

最短撮影距離40cmは案外寄れます。
かなりのアップに撮ることがなければ問題ない距離ではと思います。

開放絞りでもある程度ハレーションに耐えられるので、ロシアンレンズのように白んだ描写にはなりづらいようです。

色味がとても自然でいい発色かと。
SONY α7 RAWでの撮影で、PCでもノー調整ですので、カメラとレンズ本来の表現でここままで写ってます。およそ1958年製とは思えないレンズクオリティでは。

オールドレンズとしては逆光にも強く、色づいた葉ととても相性がいい感じです。

近距離から奥へのボケF4.5のイメージからは、かなりボケる印象です。
この構図だともう少し絞ってもヨカッタかと。

建物の隙間からの夕暮れが、絞り開放ボケと周辺光量落ちと合間ってなんとも深い味わいです。
遠くの木々がもう少し紅葉で色づいていたら最高だったかも。

ハイライトからシャドーまでの階調の流れや描写力、ボケの歪曲感が感じ取れてオールドレンズらしい味かと。
願わくば「マルハチ」の植物名にもう少し光が欲しかったです。

こちらサボテンらしいのですが、どこが本体かもうよくわからない感じです。
それはさておき、背景の石が軽めのぐるぐるボケの表現として手本のようなフレームかと。
ピント面のシャープさ、解像度感

割とスタンダードなシャープ感でしょうか。
日差しの強い部分もきちんとシャープ感がでていますので、いわゆる球面収差的な飽和感もあまり感じないです。

こちらはいいシャープ感がでました。
もう少し寄ったほうが雰囲気が出たのかもしれませんが、日陰ながらも唐辛子の赤に日差しが届いているのがよくわかるシャープ感では。

もうこういう風景にぴったりです。
現代レンズのようなシャープ感はありませんが、葉の雰囲気が感じ取れますし、コントラストの表現も適切と思います。
ノー調整ですので、このレンズの表現力はわかっていただけるのではと。

比較対象がどうしても似たスペックのFlektogonになりますが、またFlektogonとは違ったいい味を持っているレンズのように思います。
ハイライト側の表現がだいぶ違うように思います。

広角らしいワイドな広がりを感じるフレームです。
文字の解像度も悪くないです。この写真だけ見ると現代レンズ並みです。

なんというか面白いバランスに落ち着くレンズです。
述べ開放のボケの割に色味やシャープ感が残るのは、一般的には心もとないと思われるF4.5の絞り値が、逆にフレームを安定させてくれるような感じがします。

もう少し明暗差があればいい水面の表現ができた気もしますが、このレンズでは流石にこれが限界かなと思うところでも。

こちらは屋根からの光が水面のシャープ感の表現に役立ってくれました。
白い花も一つ上の紫の花より明暗差が立ってシャープ感が出やすかったのかとも思います。
購入経路、リペアや汎用性、購入時の参考
Meyer-Optik Görlitz Primagon 35mm F4.5

M42マウント 最短撮影距離40cm およそ1958年製 絞り10枚羽根 4群4枚レンズ構成 フィルター径49mm。
購入したのは、eBayで830件 100% Positive feedbackのmikamik。
商品説明は、
ミントコンディションではありませんがいい状態です。
外観に擦り傷があります。 レンズ内には少し埃があります。カビや傷はありません。 メカニカルの動きは普通です。 スーパーボケ – サンプル写真を参照してください。
購入詳細が商品画面のキャプチャーしか残っていなかったもので、商品写真は3枚以上あることまでしか分からなくなってしまっていまして、どんなものが掲載だったかよくわかりません。すいません。
レンズ自体は商品説明通りで、どちらかというといい状態だと思います。

私見ですが、PrimagonやFlektogonのように前面に大きなレンズ、後ろ側が小さなレンズはなぜかレンズが綺麗なことが多いような気がします。
しかし、ヘリコイドが醜く硬いものや絞りがイカれているものを見かけることが多い気がしますので、その辺のメカニカル面をよく確認したほうがいいような気がします。
購入に際して
eBay価格だと送料を入れると10,000〜20,000円ぐらいでしょうか。ヤフオクでもあまり変わらず20,000円ぐらいまでかと。
正直Meyerのレンズは国内ではあまり人気がないように思えます。
マウントについて
SONY α7ですので、M42 → SONY E(NEX)マウントで、
を使っています。
→ その他のカメラメーカーで使えるマウント一覧や留意点を記事にして解説していますので、マウントで疑問点等ある方いらっしいましたらぜひご覧ください。
絞りの比較、撮り比べ

綺麗な花がいっぱいの場所に来たら、何となく接写をしてみたくなり久々にマクロヘリコイドマウントを使ってみました。

なんと便利な世の中。
ぐるぐるボケも出て豪快な感じです。ヘリオスなどの標準画角とは違って後ろが広く見える純広角ですので、少し味が違うぐるぐるボケかと。
歩いた辺り

『調布 深大寺』街撮りオススメ度★★★★☆=4

本日やって来たのは快速に乗ると案外すぐ着く調布駅。

それほど何度も来たことがある街ではないですが、来るたびにこんなだったかな?と思ってると、実際風景が変わっているようで、ビックカメラができたり映画館ができたりと発展がめざましい近頃のようです。

それでも開発が進む駅前の横には昔からの商店街も残っているようで、観光資源もあるバランスの取れたいい状態の衛星都市なのかもしれません。

そしてメインの目的地である深大寺に。
以前、カメラ仲間と一緒に来て、ぜひもう一度来てみたいイメージが残っていての再来です。

しかも紅葉も観ることができる情報を掴んだので、タイミングを合わせました。
ほぼバッチリの時期です。今週〜来週ぐらいまではいい感じではと。

さらに以前は時間がなくて入らなかった深大寺奥の神代植物公園にも挑戦。
チケットごとに絵柄が違うことに少し感動。

有料の公園は違うなと思わせる手入れされた庭園な上、写真スポットのバラ園でもあるようでカメラマンも大勢いました。

立派な植物園まであります。
暖かいうえ休憩場所まであって、街歩きというより小旅行な気分です。

ですが、ここも腐海の毒にやられていました。焼き払わないと。。。
当然冗談です。ナウシカ好きには腐海の胞子にしか見えないサボテンがありました。

そして締めはやはりこちら「蕎麦」でしょう。
国分寺崖線のおかげで水が綺麗なために蕎麦がかなりいい状態で作れるようです。ホント格が違う美味しさです。付近に来たら是非。
撮影カメラ情報
SONY α7

Raw現像
現像はAdobe BridgeCC2017で、レンズの特性を写真に残したいのでコントラストや彩度等を一切いじらず、ノー調整、ノーフィルターです。
たまに露光量で明るさを揃える程度に留めています。
カメラの設定
絞りは、出るF4.5〜F8.0を基準に、状況に応じて開放F2.8も使ってます。
シャッター速度は1/1000を基準に絞った時は1/400のぐらい、ISOはそのフレームに応じて明るさを合わせる感じで使います。
ホワイトバランスは「オート」でした。
補足
Meyer-Optikには、Orestegon 29mmと言う広角レンズもあります。
今回のPrimagonの10年後ぐらいのレンズのようですが、こちらもよく写るレンズです。
→ メイヤーのレンズはどれもコスパいいんじゃないかと Meyer-Optik Görlitz Orestegon 29mm F2.8 in 荻窪
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