2018 / 10 / 07

Digital Camera

Trioplan 50mmのバブルボケを考察!距離やコントラストでの違いなど。

Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。

仕事の区切りでPC内を整理していたら、春先に撮ったTorioplan 50mmの写真が出てきました。数は少ないですが、バブルボケの写真が多いので資料として編集するのもいいのではと考えました。

オークション出品用の撮影テスト写真としてバブルボケを狙って外撮りをした時の写真で、一時退避フォルダ的な所に入れっぱなしでした。

レンズ紹介

Meyer-Optik Görlitz / Trioplan 50mm F2.9 M42
Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。
100mmがバブルボケの出るレンズとしてとても有名で高価なのですが、50mmは比較的現実的な値段で手に入ります。
とはいえ少し100mmの影響でプレミア価格が入っている感覚は拭えないところかも。

「バブルボケ」の出し方は、Helios 44-2の「ぐるぐるボケ」とほぼ一緒ですので、バブルボケの撮影手法についてはこちらを参考にどうぞ。
-> 【ぐるぐるボケ出し方講座 】オールドレンズ ヘリオスのぐるぐるボケの出し方の解説。Helios 44-2、Helios 44Mなど 58mmシリーズ

本日のアジェンダ

・ひたすらバブルボケを狙った写真を掲載、とその考察。

Trioplan 50mm

Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。
ヘリオスのぐるぐるボケのように、背の高い木の木漏れ日は鉄板かと。
若干ぐるぐるボケも出てます。

Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。
条件的には木漏れ日と同じ理屈で梅の隙間にバブルぼけを狙ったんですが。明度の差がないと分かりづらいですね。
まあ雰囲気は見てとれるかと。

Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。
もう少し黒っぽい木や葉っぱだと少しバブルぼけ出てきました。
絵的には少し寂しい構図かも。

Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。
華やかで健康的ですが、やはり明度差が少なく分かりづらいです。

Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。
空の青やピンクの花がいい色味で、バブルぼけがもう少し絡めばいい写真だったかと。

Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。
おお、壮大に出ましたねー
やはり明度差が強い黒いバックの隙間にいい感じにバブルぼけ出ました。

Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。
少し出るんじゃないかなと思いましたが、ホントに少し。
主題が地味な葉っぱなので絵的には厳しいかと。

Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。
地面に差した木漏れ日の小さいものならバブルぼけにできるかと思いましたが、ちょっとピント面からの奥行きが足りないでしょうか。
この辺はヘリオスの丸ボケなどに比べて難しいところかと。

Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。
家の門に反射する光がバブルボケになっているようですが、これだとおまけレベルですね。

Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。
鉢植えの隙間にポツンとバブルボケが。
このぐらいでも数を増やせる状況を作れればポートレートに生かすのも可能かもしれません。

Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。
ちょっとゴチャゴチャしてしまってますが、花壇の後ろの緑の隙間で少しバブルボケになりました。
ここから考えると、背の高いひまわりが密集している状況とかならポートレートに利用できる気もします。

Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。
背の高い木々の葉の隙間は、影っていても木漏れ日に近いコントラストがあって比較的容易です。
梅の色味がいい感じで出てるのもあってバブルボケがいい装飾になっているような。

Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。
何か一つぐらいバブルボケにならないかなと撮ってみたんですが、なかなか難しいみたいです。
車のランプが微妙にバブルボケのようなそうでないような。

Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。
やはり一番手軽なのは夜。

Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。
クリスマスツリーを飾るような小さな電球の照明が最適です。
街の照明と合わせると幻想的な雰囲気も作れそうです。

Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。
とはいえ、この状況をポートレートに生かそうとすると被写体には絶対に照明が必要なので、手軽に人物と絡めるのは難しいです。

Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。
ちなみにTrioplanはトリオと言うだけあって3枚のレンズが使われたレンズ。いわゆる3枚玉。
3枚玉のレンズは総じて比較的シャープでピシッと撮りやすいとも思います。

その辺については以前の投稿を見ていただけたらと。

160627_DSC08077_trioplan50mm
-> トリオプランの50mm バブルボケを標準画角で手軽に楽しむ!光の違いをワガママに表現する Trioplan 50mm F2.9

撮影カメラ情報

Trioplan 50mmのバブルぼけを考察!距離やコントラストでの違いなど。

カメラ : SONY α7iii
撮影画質 : raw

現像はAdobe BridgeCC2018で、レンズの特性を写真に残したいのでコントラストや彩度等、一切いじらず、ノー調整、ノーフィルターです。
たまに露光量で明るさを揃える程度に留めています。

使用マウントについて

SONY a7iiiですので、M42 → SONY E(NEX)マウントで、

 

あとがき

ここのところフィルムでの街撮りばっかりだったので、デジタルカメラの街撮り写真を見るとなんか新鮮です。
フィルムと違ってすごく鮮明ですよね〜

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