Jul

2016

05

バブルボケを標準画角で手軽に楽しむ!光の違いをワガママに表現するMeyer-Optik Trioplan 50mm F2.9

160627_DSC08077_trioplan50mm

レンズとメーカー紹介

2014年にバブルボケのTrioplan 100mmを引っ提げて帰ってきたMeyer-Optik。
その兄弟、というより市場価格で考えると子分のようなTrioplan50mm。

Meyer-Optik Görlitz Trioplan 50mm/F2.9 Exakta 1953年製
DSC03073

頑張れば兄貴の100mmと同じようなバブルボケが出るようなので挑戦です。

本日の格致日新

・バブルボケで超有名・超高価な兄弟F2.8/100mmTrioplanの遺伝子を試す。
・参宮橋のポニーに会いに行く

線の描写、色味

線は非凡です。

160627_DSC07975_trioplan50mm

間違いないかなと。

160627_DSC07985_trioplan50mm

色のりも普通にオールドっぽい感じかと。

160627_DSC08001_trioplan50mm

160627_DSC08008_trioplan50mm

購入時については後に詳しく書きますが、約17,000円のレンズと考えると、これだけでは高く感じます。もっと安くてよく写るレンズは沢山あると思います。

160627_DSC08026_trioplan50mm

絞らないと、周辺に向かっての歪みやピントのズレは、結構イメージに合致したフレームでないと苦しいのではと。

160627_DSC08030_trioplan50mm

特に、下記のようなコントラストの強い遠景は結構難しい感じです。

160627_DSC08048_trioplan50mm

こちらは、これでもrawで露出調整をしましたが、そもそも空がおかしなことになっています。カメラのせいかレンズのせいかはわからんですが、青色がどこかに行ってしまっています。

160627_DSC08049_trioplan50mm

もう一度撮ってこちら。でもう〜ん。
ハイライトから中間調の表現がもうひとつです。どうせならIndustar-50ぐらい乾いた雰囲気になれば面白いのに。

160627_DSC08050_trioplan50mm

こちらも露出調整しましたが、もう一息雰囲気がでません。

160627_DSC08066_trioplan50mm

このレンズはダメかな?

と思ってこちらを撮った時、何かを理解しました。

160627_DSC08107_trioplan50mm

近距離がいい?

ボケ味

はい、近距離で開放!
とにかくボケがいい感じになります。

160627_DSC07966_trioplan50mm

そして近くの被写体のピント面に案外キレがある。

160627_DSC08018_trioplan50mm

光の違いでボケの味が顕著に変わるかと。

反対に言えば順応性がないのでしょうか。

160627_DSC08014_trioplan50mm

勝手な予想ですが3枚レンズだから?

160627_DSC08045_trioplan50mm

だとすれば、よく聞くトリプレットと呼ばれる三枚ガラスのレンズは同じような特徴があるのでは!?

160627_DSC07982_trioplan50mm

と思ってググったらあまりそういう話ではないみたい。
結局レンズによるということでしょうか。

 

こちら気づいたら縦に撮ってしまってblogだと見づらいですが、バブルボケでないボケで一番標準的に撮れたかなと参考に載せました。

160627_DSC08061_trioplan50mm

そして、これこそバブルボケ。

160627_DSC08071_trioplan50mm

でも結局、撮影最短距離近くと、高い木の光とかじゃないとバブルボケの恩恵は受けられそうにないです。

160627_DSC08099_trioplan50mm

それにしても、オールドレンズって光によって表情がだいぶ変わっていたんだなと改めて気がつきました。

160627_DSC08092_trioplan50mm

逆に現代のいいレンズはどんな状況でも綺麗に撮れるのかなとも。

 

さらに、翌朝。
雨でしたが、光がいい感じに捕まえられそうな空気だったので、上記の反省をもとに傘をさしながら少し歩きました。

160628_DSC08125_trioplan50mm

これですな。
このレンズのポイントを掴んだのでは。

ほぼ解放。この距離感と構図。

160628_DSC08160_trioplan50mm

このレンズの味な気がします。

色味、フレア、ゴースト

がっちり逆光。
でも思ったより破綻しなかったです。
といっても写真で見るより僅かな日差しではあったかもです。

160627_DSC08086_trioplan50mm

こちら右方向に太陽ですが、結構な日差しで色が飛んでしまうかと思いましたが、やはり案外破綻しなかったようです。

160627_DSC08112_trioplan50mm

ハイライトが強いかと思ったら、日陰でのこちらの百合は破綻していました。

160627_DSC08054_trioplan50mm

なかなか難しいレンズです。

購入経路、リペアや汎用性、購入時の参考

撮影最短距離は30cm。
マウントはExaktaなので、現在マクロのついたマウントは見つけられないです。
マクロが使えればと、もっとバブルボケを量産できそうなのに残念です。

Meyer-Optik Görlitz Trioplan 50mm/F2.9 1953年
DSC03073
購入はcupog という 99.9% Positive feedbackの業者から購入。

説明は下記のような自信を持った説明でしたがレンズの詳細は書いていません。
とはいえ、写真が大きく掲載されていて、絞った状態の写真が確認できたので、下記の説明でもいけるんじゃないかと思いました。

“I have detailled description and pictures of every item for sale bellow, read it carefully, please. All my items are serviced with lot of knowledge and love and they are in working order if not described otherwise (I own repair workshop for cameras, lenses, accessories, binoculars, microscopes).”

問題ないものが届きました。
絞った状態が確認できる写真があると、少なくとも絞りが問題なく動く可能性が高いと思うので、最近けっこう重要視しています。

今ebayを見るともう少し安くキャップ付きで買えそうです。
ウチのレンズは両キャップなく、ゆるゆるの別のキャップをかぶせているので結構不便なのです。

上手く撮れたと思う写真の振り返り、分析

ボケの項目でも書いたように、翌朝少し撮り足しました。

160628_DSC08125_trioplan50mm

いい感じに撮れたのではと。
水に反射している光は遠いので、ちょうどバブルボケになりました。この考えも今後使えそうです。

扉の写真にしようかとも思いましたが、Trioplanですしバブルボケの写真が最初のがいいかと。

少し足りない写真の反省、分析

こちら、構図も光も悪くはないと思うんですが、右の花が流れているのが気になります。

160627_DSC08026_trioplan50mm

この構図だと花だけはピントが合って、手前に見せたいです。
それ以外は薄っすらボケて、ぐるぐるボケでもいいと思います。

もうそこまで考えるべきかと。
街撮りで目にとまったものを魅力的に撮るには、その辺までさっと考えられないと、いい写真は撮れないんじゃないかと思います。そのためにはレンズの特性をよくわかっていないととも。

向いている撮影の方向性、ポートレートレンズとして

50mmで人物に寄ると、レンズの歪みで顔の輪郭が変わってしまうので、この50mmでポートレートはちょっと難しかいと思います。今時のいいレンズならそれもある程度補正されているかと思いますが、なにせ63年前のレンズですので。

100mmならその辺の問題は出にくいとは思いますので(同じメーカーのOrestor100mmは少し出たかも)、評判通りバブルボケを生かしたポートレートが撮れるのかと。

歩いた辺り

代々木八幡から、代々木駅をかすめながら新宿の免許センターまで歩きました。

160627_DSC07975_trioplan50mm

そういう予定ではなかったんですが、歩きながら細かな用事を済ませていたらいつの間に3時間ぐらい歩いてしまいました。

最初は、軽めに参宮橋にいるポニーに会いに行くだけだったんですが。

160627_DSC08039_trioplan50mm

見事に休みでした 笑
気のせいか結構休みの日に行ってしまうことが多い気がします。

撮影情報

カメラはSONY α7Ⅱで、画質はraw非圧縮。

BL6A1471

現像ソフトはPhotoshopCS6 rawで、写真によっては多少「露光量」を調整することもありますが、そのまま撮って出しが多いです。
絞りは開放F2.8〜F8ぐらいまで、シャッター速度はブレの軽減のために1/200を軸に、ISOは絞りのニュアンスを優先で最後に調節用に使いました。

最初はF8ぐらいまで試していましたが、途中からは絞ってもF5の手前ぐらいまでになったでしょうか。理由としては本文にも書いたように、解放付近のボケこそこのレンズの良さかと。

シャッター速度はブレの軽減のために1/200を軸に、ISOは絞りのニュアンスを優先で最後に調節用に使いました。

ホワイトバランスは、ほとんど「晴天」のままにしました。
雨の写真は「曇天」で撮っています。

補足

買い直したM42マウントのTrioplanで少し人物を撮りました。
肌が頃合いよく柔らかく出ながらも、シャープとはいえませんがピント面のディティールもでます。
単焦点オールドレンズでポートレートをパート3! そして予想外に良く写ったTrioplan50mm
オールドレンズっぽくとてもいいポートレートレンズかと。

また、このM42のTrioplan50mmで街歩きもしました。
バブルボケだけじゃないTrioplan 50mmの良さは暗部にあった。 千歳烏山を街歩き


“バブルボケを標準画角で手軽に楽しむ!光の違いをワガママに表現するMeyer-Optik Trioplan 50mm F2.9” のコメント

  1. そめやん より:

    初めまして!Trioplanについて調べていたところこのブログ記事に出会いました。
    作例も豊富でレンズの特長について細かく分析されていて大変参考になります。
    私もSONYのEマウント(α6000)を使っているのですが、Exaktaからのマウントアダプターには何を使用されていますか?
    関連記事の中で既に触れていたら申し訳ないのですが、参考までに教えていただけると幸いです。宜しくお願いします。

    • Hidekatsu より:

      こんにちは、
      来訪ありがとうございます!

      一度α7関連を全て売却した時がありまして、その時エグザクタのマウントも処分してしまったのですが、2つ持っていました。
      理由は、最初に買ったほうがこの投稿のTrioplanにきちんとハマらなかったからです。
      今、アマゾンの購入履歴を見ると、ひとつはKIPON製で、もうひとつは見つかりませんでした。
      確かピッタリ合ったのはチープなほうだった記憶があるので上記のKIPON製ではなかった気がします。
      後から買った安いほうにカチッとピッタリはまった感動は覚えています。
      この辺は完全に筐体同士の相性の問題な気がして、値段ではないかと。

      買ってみるしかないとのお答えになってしまいますが、この辺でいかがでしょう。

      • そめやん より:

        ご回答ありがとうございます!
        値段が高いからといって必ずしもピッタリとハマる訳ではないんですね。amazonで安いモノから試していってみようと思います。
        今後もブログ参考にさせていただきます。ありがとうございました。

        • Hidekatsu より:

          正直この時代のエグザクタマウントは、現代の感覚で見ると精密度がかなり低いイメージがあります。なので合うマウントを探すにもちょっとギャンブルに近いかもですね〜

          なので私見ですが、オールドレンズはM42やL39などのスクリュータイプを揃えるほうが無難かと考えますー

          ありがとうございます!
          今後もこのブログをよろしくおねがいいたします!

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