2022 / 05 / 19

Digital Camera

5年前に行った松陰神社に1950年前後製の小さいTessar 50mmと再訪

ゴールデンウィークは天気の良い日に街歩きのタイミングが合わなかったので、明けた平日の晴れた日に世田谷線の続きを歩いてみました。

今回のレンズ

【Carl Zeiss Jena / Tessar 50mm F3.5 最短撮影距離60cm M42】

結構古めのTessarがいい状態で手に入ったので早速持ち出しました。


距離の表記がフィートしかないですが、M42でマウント部の形状も問題なく装着できるので使い勝手もいい状態のかなり良い品と思います。

ちなみにもう一個同じ型のTessarも買ったのですが、そちらはマウントにレンズの後部があたって無限遠が出ませんでした。

本日のアジェンダ

・世田谷線の続きを古い型のTessarと歩く

Tessar 50mmの描写の感想


安定感すごいですね。
前回や少し前に使ったTessarよりも全体的な描写が安定している気がします。


Tessarといえば鷹の目と言われるシャープ感が有名ですが、個人的にはシャープというよりはっきり写るという方が描写感に合っている気がしてます。
オールドレンズ時代の解像力ということもあってか、パキパキにはならない感じでしょうか。


のちのTessarの型の最短撮影距離35cmほどではないですが、最短撮影距離60cmの目盛りを結構すぎたところまで寄れるので花とか食べ物とかの近撮影もいい感じです。


軽めのぐるぐるボケですね。
でも1950年前後のレンズと思えないほど、安定した描写と思います。


レンズの状態がいいこともあってか、かなりスッキリで、被写体を引き上げやすいです。
これまで試した同じ年代のレンズの中でも一番安定しているように思います。


ちょっと無理に逆光でレンズのフレア具合を試してみました。


フレアはまあ普通でしょうか。


見た目が似ている手頃なロシアレンズに比べると全然強いと思いますが、やはり年代相応のフレア具合かと。


とはいえ逆光をやめたらこの安定感。
なんともスッキリ、清涼感まで感じます。


シャッター速度をあげて手洗いの水滴を挑戦しましたが、もうひとつ雰囲気が撮れてないです。
こういうのは毎回どうも上手くいかない感じ。


おお、いい感じの質感。
この50mmらしい画角感と距離感、好きです。


仕立てシャツ屋さんの展示。
5年前に来た時もいい空気感に足を止めたと思います。
たぶんこれはガラスとの光の通し具合の相性がいいんではないかと。
柔らかでオールドレンズに合うというか、シャツの優しさを感じるというか。


余り撮らない感じのシュールな写真を。
何か意味があるのか、酔っぱらいの遊びか。


コロナ以降こう言った張り紙たまに見かけます。
哀愁とドアのバランスが何ともオールドレンズで撮りたくなる感じでした。

世田谷〜松陰神社前をぶら街


今回は世田谷駅に初下車。
松陰神社まで歩くことにしました。


とりあえず付近で目に入ったお寺を順番に。


強過ぎない日差しが被写体を柔らかく、それでいてシャープさも撮れるいい天気でした。


松陰神社に向かう途中にもお寺がひとつ。
お参りもいいですが、静かな境内での休憩も好きです。


そして目的地に到着。
思ったより住宅街が長かったです。


本堂の正面に鏡があって写り込みがいい感じでした。
撮影禁止ではなかったと思います。


吉田松陰の塾の閲覧は、土日のみだったようで残念ながら閉まってました。


この石はなんなんでしょう。


そして前回いい印象の思い出がある松陰神社駅前商店街をぶらぶら。


穏やかな活気がいい感じです。


駅のどちら側も忙しくない人通りと、個人店の数が多くて好きな感じです。


そして帰路へ。
商店街のカフェに入りたいのもあったんですが、


また豪徳寺のパン屋に来てしまいました。
どのパンも美味しい!
コスパ最強です。

Tessar 50mmの購入について


情報が少ない型のようですが、webの情報でもマウントが上手くハマらない筐体があるみたいで少し注意が必要かもです。
冒頭でも少し話しましたが、今回使った距離がフィートのみの表記の型はマウントの装着や無限遠も問題ないです。
情報が少ないのでなんとも言い切れないですが情報の一つとしてもらえたらと思います。

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