2016 / 04 / 15

Digital Camera

クセのない中望遠 名門Meyer-Optik Orestor 100mm F2.8 M42

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レンズとメーカーついて

バブルボケで有名なTrioplanを作った名門老舗メーカーMeyer-Optik Görlitz。栄枯盛衰の悲哀に情を感じるファンが多いようです。
そのMeyer-Optik のちょっとマイナーな「Orestor」を持って歩いてきました。

Orestor Meyer-Optik Görlitz 100mm/F2.8 M42 made in about 1968
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ちなみに1991年に倒産したMeyer-Optik。一昨年の2014年、バブルボケのTrioplanを引っ提げて帰ってきたようです。2015年年末にKickstarterで資金を集め無事サクセス。この4月に順次発送となってます。早期の投資プランには$599なんて安価なものも!羨ましい。。。
新品は1399€、オールドレンズもeBayで限りなく10万に近いのです。

歩いたあたり

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この日はいくつかレンズを持って歩きましたが、京王線池の上駅を過ぎたあたりから菜の花が線路沿いに綺麗に咲いていまして、中望遠で面白く撮れるかなとOrestorに切り替えました。

菜の花が少し高い位置にあるのと、結構人通りが多くて、電車をうまく入れ込みたかったので結構構図が大変でした。

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電柱の「文」の色と大きさもちょっと扱いずらかったし、右側は住宅街であんまり長く撮っているのもちょっとバツが悪い感じで。

ボケ味

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F2.8の数字の割には、開放でも軽めに素直にボケるイメージでしょうか。被写体を定めるよりは上記の写真のような群を撮る感じのが向いてる気がします。
また、135mmがボケモンスターの異名があることのイメージでこの100mmを持つとちょっと感覚が違うかもしれません。

余談ですが、100mmだとポートレート向きかと思いましたが、少し前に人を撮ってみたら少し周辺の歪みがキツイ気がしてすぐレンズを変えてしまったことがあります。顔が少し歪みました。これはいつかちゃんと検証したいとも思ってます。

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よく言えば情景の説明がしやすいボケ味。
悪く言えば味がない感じもします。

Helios 58mm
DSC02740_160410_Helios58

ちなみにこちらはHelios 58mmで撮ったもの。
グルグルボケとボケ味の溶け方が一点の被写体向きで上記Orestorとは対照的だと思います。

色味、ハレーション、白の具合

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天気がいいのもありましたが、コントラスト強めかもです。発色はとても綺麗で今っぽい写りな気がします。とても約1968年製、57年前のレンズとは思えません。あと何百年も使えるんじゃと思ってしまいます。

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白の表現もさせやすく、ハレーションが気になることはなかったかと思います。

線の太さ、シャープ

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線は若干太めでしょうか。でもピント面は結構シャープに写る感じで、その辺がコントラスト強く感じさせる要因な気もします。
ボケの線も太めな感じなので、手前群と奥群といった撮り方で絵を分けながらも情景の説明がしやすいかと思います。

購入経路

購入はeBayで、状態は – very good condition – nearly no signs of use (see pictures) – the glas looks good, no noticeable scratches, no noticeable fungus, no noticeable haze – focusing and aperture works good – no oil on the blades で、問題なく上記の通りの品だと思います。(あくまでこの時のこの品の話なので、この業者の品質を保証するものではありません)

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4群5枚のレンズ構成。2群目が貼り合わせレンズで、年代ものだけにバルサム切れが心配されそうですが、ebayを見る限り同じ年代のZeissレンズに比べたら、くもり(haze)に関する記述は少ないようです。個体数の違いも大きいでしょうが、クリーニングマーク等の傷やカビを気にしたほうが良さそうです。

上手く撮れた写真の振り返り

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こちらボケと距離感、地形をうまく捉えられのではと思います。中間あたりの距離にもう少し花が咲いてたら密度が最良な気もしますがこのフレームで精一杯だった気が。
開放で撮ったため周辺光量が落ちてますが、全体のコントラストにばらつきがあって面白いかなとこのままにすることに。

少し足りない写真の反省

開放で一点の被写体を撮った写真がなかったのでその作例を次回は撮りたいです。
ボケの線が強いので撮りづらくフレームがうまく組めなかったのかもしれません。次は意識してみたいです。

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あとこういう写真にモデルさんを入れたらいい味出そうですよね。
中望遠ポートレートというよりは、雑誌などカタログ的な全身写真に向いてるかもです。

撮影カメラ情報

BL6A1471
カメラ : SONY α7R
撮影画質 : raw
絞り : F2.0~F5.4あたり
シャッタースピード : シャッター速度は手ぶれを考慮して1/1000を軸に、明るすぎる時は1/400ぐらい。明るさはISOで補充
ホワイトバランス : Auto

現像ソフトはPhotoshopCS6で写真によっては多少「露光量」「白レベル」を調整してますが、そのままの撮って出しも多いです。
たまに露光量で明るさを揃える程度に留めています。

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2016 / 04 / 15

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