Jun

2017

15

繊細なピント面を引き立てる絵画的なボケVoigtländer Color-Lanthar 50mm Leica L39マウント in 吉祥寺part2

Voigtländer Color-Lanthar 50mm Leica L39マウント in 吉祥寺part2

以前買ったZeiss ikonのレンズ3Dプリンタ版で味をしめて同じ業者から第二弾を買いました。オールドレンズ版としては初のVoigtlanderを試します。

レンズとメーカー紹介

光学メーカーとしては、なんと1756年からの創業で、カメラとレンズは1840年代からのスタートのかなり歴史のあるメーカーVoigtländer。

歴史のあるメーカーなのですが、実は戦後の時代の荒波に揉まれ80年代初頭に倒産しています。
そして商標権が何度か移り変わり、現在は日本のコシナが製造販売を行なっているので、実質別の会社になっているような感じで、このブログでもカテゴリを「近年Voigtlander」と「Voigtlander old」に分けました。

Voigtländer Color-Lanthar F2.8 50mm Leica L39マウント

そのVoigtländerのVitoretという35mmフィルムカメラに使われていたレンズで、そちらに3Dプリンタで足りないマウント部分を補っているようです。

年代は1960年ぐらいのもののようで、このブログに掲載のレンズの中で考えると、Helios 44のシルバー鏡筒やTrioplan 50mmの少し後ぐらいかと思います。

本日の格致日新

・第一時代のVoigtlanderのoldレンズの写りを試す
・回りきれなかった吉祥寺の東側を歩く

ボケ味、フレーム周辺の描写、色味


おお、
一発目から味を感じます。
少し乾いた感じが、ヘリオスなどのロシアンレンズっぽい気もしますが、全然流れの違うレンズの筈です。


凄いですね、ピント面の繊細さ。花だけグッと前に見えます。
これが古きVoigtlanderの味なんでしょうか。


ボケの項目ですが、ピント面に目が行ってしまいます。
絞り開放でこの距離でこれだけ繊細に見えるのは素晴らしいですね。
手前のボケは視野に近い無理のない素直なボケかと。


味わい深いぼけ!
まるでフィルムです。いいレンズじゃないですか。


こういった奥に光の粒が出来るフレームだと、やはりこの年代のレンズはぐるぐるボケが出ますね。
味としてはとても好きですが、理屈では光学的な問題らしいです。


スッキリ写ってボケはフィルムっぽくて、なんて撮りやすいレンズでしょう。


唯一気になるのは、コントラストがあまりのらないことですが、コレは味としては捉えるべきでしょう。
古いレンズは鏡筒内に光が回りやすく、ちょっと明るい日差しが強いとハレーション気味になってコントラストが落ちるのは仕方ないかと。


暗い場所だと、レンズ的には落ち着きます。
それにしてもピント面の浮き出し方が凄いいい味です(大きい赤ちょうちんのあたり)。

ピント面の解像度、絞った際のシャープさ、収差

この項目は大体F8.0で撮っています。


さて、絞りF8.0で全体的にピントを合わせる感じではどうでしょう。


全体的に細い線の感じの描写で、コントラストが低いのもあり、もうひとつ撮り定めづらいですかね。


こちらの真ん中の星はもっと前に出るかと思ったんですが今ひとつ。開放気味で撮ったほうがよかったかもしれません。


このぐらいのバランスなら悪くないですね。
とはいえこのColor Lantharの味が見えるかと言うと難しいところかも。
四隅は少し光量落ちがあるでしょうか。


この奥の光の表現はこのレンズの味でしょうか。
シャープさはあまり感じないですが、絞り目の絵作りとしてはひとつこのレンズの形が出来たような気がします。


ちょっと花が見えづらいですが、真ん中辺りに白い大きな花が咲いてます。
ボケとのバランスは最高ですね。
距離に応じたピントの段階が見えやすいレンズなのかとも。


ちょっと飛ばしすぎですかね。
周辺光量落ちが目立つのに、ボケた部分がフレーム内にないとちょっとバランスが悪いでしょうか。
でも植物の枝あたりの質感は好きかもです。


もっと手前に構図の中心になるような被写体が来れば悪くないフレームだったかもしれませんが、どちらにせよこのレンズは絞って味を出すのはなかなか大変なようです。

購入経路、リペアや汎用性、購入時の参考

Voigtländer Color-Lanthar F2.8 50mm Leica L39マウント改造

前回、改造レンズを買ったおなじ100% Positive feedbackのseller、vintageglasからまた購入です。

写真はきちんとした照明での写真10枚。中山が重要視する絞りを絞った写真や、撮影例もあり十分な掲載かと。

商品説明は外観は少し使用感がありますが、全体的に良好な状態です。 焦点は1メートルから無限大、絞りは2.8-22の範囲。 レンズ中は埃が少しありますが、この年代のレンズでは普通のことです。レンズは3枚校正で、青いコーティングが施されています。
と結構さらりと。
実際の文章自体は多いのですが改造についての文章がほとんどで、この項目と関係ないので記載してません。

届いたものは問題なく、質感も写真のイメージに近いものでした。
取引履歴が多くPositive feedbackが100%に近いsellerの説明は、いいことも悪いことも信用できるのではと。

購入に際して

eBay市場で見るとレンズだけのものは2、3万円して、レンズ付きのカメラは5,000円しないぐらいかと。

2、3万円するものは多分DKLマウントという小さいレンズで、これを一旦DKL → M42マウント、その後NEX等に変換すると使えるみたいなんですが、また踏み入れたことのない分野で詳しいことはわからない状態です。

カメラ付きを分解して改造か、高いものを買って二回のマウント変換とどっちがいいかは判断が難しいですね。

マウントについて

Leica Lマウントは5DなどのCanon EFでは対応しないので、今回はSONY α7(SONY Eマウント、NEXとも言う)を使いました。

SONY E(NEX)、FUJIFILM FX、Olumpus等のM4/3、の順

ミラーレス一眼なら各社ともLeica Lマウントのレンズは問題なく使えるようですが、この時代のレンズは、レンズ側に突起物が付いている筐体があるので、この位置には注意したほうがいいです。
突起物がぶつかって、現在のカメラには装着できないことがあります(今まで2個ぐらい経験者)。

その他、マウントはカメラによって干渉等でうまく使えないこともありますので、ご自身のカメラでの使用の参考としてください。
また初心者向きの内容で、マウントについての記事を書きました。マウントに疑問点がある方はぜひ。

このレンズっぽい一枚



扉の木の写真と、この向日葵の写真。
ピント面の繊細なシャープさとボケの対比の良さが今回のレンズColor Lantharの味ではと。

歩いた辺り

『吉祥寺』街撮りオススメ度★★★★★=5


前回、街が大き過ぎて回りきれなかったので、吉祥寺街歩きパート2にやって来ました。


今回は東側をメインに歩いています。
これだけ広い街だと、だいぶ反対の西側と雰囲気も違いますね。


余り演劇に接したことのない人生なので、こんな大きなシアターがある事を全く知りませんでした。管理が行き届いてる外観で個性的で綺麗。
東京にはまだまだ色んなものがあるんだろうなと思わせてくれる建物です。


街中に最近たまに聞くフクロウカフェがありました。客寄せのためか窓際に二匹いました。
昼間でも動き回るもんなんですね。カメラを向けるとジャンプしてくれた芸達者なフクロウ。


ヨドバシカメラ前で休憩&腹ごしらえ。ボケてますがクレープです。
今回のColor lanthar は最短撮影距離が100cmなので手に持ってだとピント面まで届かない故です。
iPhoneで撮っちゃうと面白くないのであえてボケたものを撮りました。


街はずれにあった神社の奥にかなり年代物でいい趣の、多分お墓がありました。
以前は、こういった仏教系のものは不謹慎な気がして撮らなったんですが、最近は逆に残すべきではないかと積極的に撮ってます。
その場に立って止めるような感覚がなければどんどん撮ってます。
ちなみにたまに止めるような感覚がある時は無理に撮ったりしないです。


街歩きの最後に見つけたんですが、どうやら吉祥寺に来たらココだったようです。
細い通りに店がひしめき合う、いわゆる昔からあるような商店街&夜は飲み屋。
手頃なランチいっぱいありましたし、写真的にもいい光の場所だと思いますので街歩きにオススメのエリアかと。


ハーモニカ横丁の出たところですが、メンチカツに行列が出来てました。
メンチカツ好きなので食べたかったんですが、進みの悪そうな行列と落ち着いて食べる場所が目に入らなかったので残念ながら断念。
こう言うイベントがある場所は楽しいですね〜

撮影カメラ情報

SONY α7

Raw現像

現像はAdobe BridgeCC2017で、レンズの特性を写真に残したいので、調整は露光量で明るさを揃える程度に留めています。

カメラの設定

絞りは開放F2.8〜F8.0ぐらい、シャッター速度は1/1000を基準に絞った時は1/400のぐらい、ISOはオールドレンズのためカメラの露出測定は絞りに応じてかなり曖昧なので撮ってみて合わせる感じです。
ホワイトバランスは、外ではほとんど「オート」です。

補足

今回のレンズと同じような改造レンズで、「Zeiss Ikon Novar-Anastigmat 75mm 3Dプリンタ出力M42マウント仕様」の記事もあります。


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