2018 / 10 / 22
続・Primagon 35mmとフィルムカメラ。プリマゴンの階調表現とフィルムは相性がいい! in 青山、外苑前付近
いやはやいいんじゃないでしょうか!少し前に感じた「古いレンズほどフィルムと相性がいいんじゃ?」が気のせいではように思えます。
Meyer-Optik Görlitz Primagon 35mm F4.5
前回に引き続きMeyer OptikのPrimagon 35mmを投入です。
本日は表参道Apple Storeの横を奥へ突き進みながらご飯を食べられる所をさがしていたら外苑前まで歩いてしまった写真と、いつもの近所です。
本日のアジェンダ
・Primagon 35mmの昼間の描写とフィルムとの相性を探る
・青山、外苑前付近を街歩き
青山、外苑前付近
お洒落な表参道のお店がまばらになると、急に侘び寂び感が上がって街撮りにいい感じでした。
痺れる侘び寂び感。
RESTAURANTのフォントや朽ちながらも、まだ保ってる感じ素晴らしいです。
もしこれで営業していたらもうアートですね。
F8.0、1/125
長い年月を経てきた物質とフィルムってホント相性がいいです。
F4.5、1/500
自販機の描写を少し落として近代感を弱めたかったので、開放気味に撮り直しましたがあんまり違いはないでしょうか。
ただドアの色味が解放の方が緑がかって少し味がある気も。
以前Heliosで撮った時も似たような事があった気が。
草花と白い菅の交わりがいい感じで撮影。
仕上がりを見ると下部のシャドウ部分とのバランスが全体を成立させてくれている気がします。
このシャドウの出方はPrimagon 35mmが持っている力なのでは。
ここまで余り歪みは気にならなかった気がしますが、この写真だと少し盛り上がっているように見えるでしょうか。
反して後ろの白い足場のラインが真っ直ぐに見えるのが、歪みといい対比になっているのかと。
この遠景ポートレートに合いそうです。
なんの変哲もない通りっぽく見えますが、向こう側が坂になっていて、遠景のビルが少し下がって見えるのがおもしろいのではと。
その近くでランチ。
手頃な生姜焼き丼美味しかったです。
スゴイこのシャープ感。
一見、硬い感じですが、ハイライトの破綻具合と奥のざわつき具合、いいバランスではないですか。
とても楽しいです。Primagon 35mm。
40歳をだいぶ過ぎて人生の折り返し地点も離れて来ると、何だか日本に昔からあるものに惹かれ始めた気がしてます。
若い頃はこう言ったものどこか怖さを感じたんですが、最近は何というか親近感みたいなものを感じる気がします。
外苑前付近ちょっと面白いです。
デートには向かないかもしれなですが、ところどころに気になる建物やお店があってゆっくり歩くのにはちょうどいい密度です。
驚いたのはこんな一等地に公団の団地が立ち並んでいて昭和感が溢れる一角があること。
ちょっと生活感が強くて写真は撮らなかったのですが、場所としての雰囲気はかなり味わい深いところでした。
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近所
今までシャッター幕ズレと思っていたこちらの原因が1つわかりました。
フィルムを装着した後のフィルムの送りが足らなかったようです。フタが開いている時にガッチリ露光してしまった部分かと。
撮影の最初や巻き終わったと思って開けてしまった時も、同じ状況になってしまった事もあるように思います。
現像が上がって来る頃には忘れてしまってるんですよね。
近くの銭湯。
昭和感がたっぷりとてもノスタルジーな場所です。
35mmの画角感と超ぴったりなスペース感でもあるかと。
近所のいつもの神社。
いつもの猫に会いに来ました。
カラスと揉めているような全く気にしていないような。
ピントが間に合いませんでした。
木漏れ日がいい感じで惜しいです。
いやー
いいじゃないですがPrimagon 35mm。
特に中間調からシャドウまでの流れがとてもフィルムと合っている気がするんですが。
レンズオタクにしか分からない微妙な違いでしょうか。
晴れているとデジタルで撮った時とちょっと似ていますね。
シャープ感やグッと上がった彩度が、とてもいいシズル感になっている気が。
でもデジタルだと日陰に入った時にこの味は出ないのではと。
もっと眠い感じに写るかと。
スタンダードな構図の花。
丸ボケはよく見ると少しバブルボケです。
Trioplanと同じMeyer製という事でしょうか。
最短撮影距離40cmなので一点に寄りは難しいですが、ぎりぎりフード撮影もいける感じです。
フィルムの味は食べ物にも合います。
多分、撮影最短距離。
奥のボケの荒れた感じ好きですねー
最後はいつものお気に入りのスーパーの果物棚。
光や色合いが綺麗です。
この棚は同じ商品状態なことがなく、いつも表情が違うのもいいのかも。
レンズの紹介
Meyer-Optik Görlitz Primagon 35mm F4.5
1960年前後のMeyerのレンズはどれもとても雰囲気や実用性も持っていてホント面白いと思います。
Trioplan以外は何故か知名度が低く人気もあまりないような感じですが、全然イケてるレンズも多いと思います。
ですのでこのブログでは引き続き古めのMeyerレンズを推していきたいと思ってます。
近距撮影は40cm、絞りはF4.5で、絞りは心許無く思えますが、今回のような街撮りならそれほど寄りたいと思うこともないので不自由さは感じないと思います。
今回思ったこと
ここのところのフィルム撮影でちょっと思ったのは、構図の中の暗い部分をどのくらい濃く出すのかが全体のコントラストの肝で、レンズの特性を理解した上であと一段の露光調整が大事になってくるような気がしました。
うーんまだ上手く言えてないなあ。
まだ理解が足りないのかと。
カメラ
カメラはセットで大人買いした新しいオールドカメラ、Pentacon製のPraktikc MTL5。1983年製ぐらいの第四世代のようです。
程度もいい感じでしばらくのメインカメラの予定です。
フィルムはフジフイルムのスタンダードISO100 36枚撮りです。
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