2016 / 07 / 08
ライカ エルマー様の62歳でも柔らかな描写と質感 Leica Elmar 90mm F4.0 1954年製

レンズとメーカー紹介
「やっぱりライカだね」
ぐらいに安易なコピーをつけたくなってしまう今回のElmar、やはりライカは裏切りません。よく写ります。
Leica Elmar 90mm/F4.0 Leica Lマウント 1954年製

しかもこちら前面のレンズのコーディング剥げもあり手頃な約13,000円。
でもよく写ります。

今年で62歳。
最初のモデルが1931年製造で、レンズ構成が変わる1964年のモデルまでロングセラーであったようで、中望遠のオールドLeicaとしては代表的なレンズです。
本日のアジェンダ
・手持ちのLeicaレパートリーのラストのレンズを、巣鴨にホワイト餃子を食べに行きながら試す。
・中望遠の街撮りの可能性を探す(なかなかソールライトのようにいきません)
線の描写、色味
どうしてレンズによってこんなに写りが違うのでしょう。

PCで見ると、α7のモニタで見ているよりもさらに違いを感じて楽しすぎです。

何記事かレンズの描写について書いてきましたが、線の表現ってなかなかいい言葉が増えて来ないもんです。
どれも同じような表現になってしまってますが、明らかにレンズの写りは違うんです。

とはいえ少ないボキャブラリで言い表すと、柔らかい線にソフトな色乗りの写りのレンズです。

少し絞れば線がグッと線が際立ってきて、その分コントラストが上がって見えるような気がします。Photoshopで言うシャープネスが上がってくるようなイメージかとも。

なので、シャープをかけすぎた写真はカピカピな感じになるのと同じように、このレンズもF11以上行くとかけすぎたシャープな感じなるように思えます。

個人的にフワッとしたほうが好きなのもありますが。

こちらのヒレ?を干している写真。
上が開放F4.0、下がF8.0です。

こういったものはF8.0〜F11ぐらいの、しまった感じがいい味かとは思います。

こちらのポストはF5ぐらいだったかと。

金属物や、光の反射はどのレンズも一緒かもしれませんがF5付近からノッて来るように思えます。

今回、ウチの近所から猫を撮り、巣鴨でも何匹か会ったので猫多めです。
この辺のシンプルな写真を成立させてくれているのは間違いなくLeicaパワーかと。

ちょっとしたレンズでは、なぜか成立しないんです。

ボケ味
F4.0ですが、90mmの中望遠ですので奥行きをとれば、柔らかくそれなりにボケます。

綺麗な玉ボケ。

開放付近なら、軽めにバブルボケも出ます。
ボケを狙うならやはり木漏れ日かと。

最近良く見かける彼がちょうどいいところに座ってました。
咳をしているように見えますが、顔を拭いてます。

なんか笑える組み写真なので2枚掲載。片目なのはたまたまです。他の写真は二目です。

こちらの傘、この距離感だと手前ボケは苦しいですね。もう少しうまく撮れてるかと思ったんですが。

巣鴨の通りで、朝顔市を開催していました。ハッピがまたいい感じ。
こういった奥行きを中望遠で狙うのが一番スタンダードではと。
狭い画角に集まった賑やかさがうまく撮れたかと思います。

上の百合はF4.5ぐらいだと思います。
この距離のボケでも、奥がある程度判別がつくので、ポートレートで被写体を浮き出させるには絞り開放値が足りないではと。


こちらの蓮。電線の写真を撮っていたらおばちゃんが教えてくれました。
普通に歩いていたら見えない位置だったので、おばちゃんに感謝です。
色味、フレア、ゴースト

おおーライカっぽいハレーション!

という感じで、フィルムっぽさが出ながらも線をきっちり表現してくれる味は62歳のレンズでも健在です。

飛ばし気味で撮るのは最近の好みでもありますが、その時にどこまで絵を保ってくれるかはかなりレンズの味として違いが出るかと。

飛びすぎて線を留めないレンズも面白いですが、やはりきちんと風合いが残るレンズは撮りやすいです。
購入経路、リペアや汎用性、購入時の参考
最短撮影距離は100cmで、手前の料理を写すのは苦しいです。
注目を浴びて恥ずかしいですが、下記の餃子は、満席の店内の中、気合いを入れて席から離れて撮りました。
Leica Elmar 90mm/F4.0 Leica Lマウント 1954年

購入はeBayでsatedescoという100% Positive feedback の業者からで、送料込みで13,190円。
商品説明は、かなり細かく大量に書いてあるので割愛するとして、きちんとした説明でした。
そしてその通りの品が届きました。
思えばCurtagonで失敗して以来、絞りの写真や説明を丹念に見るようにはなりましたが、それ以降の大きなハズレはないです。
もちろん届かないなんてこともなく、2週間〜1ヶ月ぐらいの間できちんと届いています。
世の中がグローバル化しているということでしょうか。
よく言えば安全、悪くいえばどこへ行っても一緒とも言えて、何かが面白みがなくなって来ているような気もするこの頃です。
今のeBay市場だと10,000円〜30,000円ぐらいでしょうか。
自分のはコーディングが剥げていますので、まぁ相場ぐらいなのではと。
沈胴式のは50,000円くらいしますが、こちらはLeica Mマウントです。
年代も一緒で写りは多分同じぐらいかと思いますが、Mマウントの方が使い勝手はいいでしょうね。
上手く撮れたと思う写真の振り返り、分析
蓮の花も好きですが、今回はこちらかと。

奥まで向かって行く道路の線、壁の線、そして被写体の横に立つ焦げ茶色のポールとのバランス。
また、被写体が歩いているあたりの、奥の壁の色味と上部の緑が醸し出す、手前の違う雰囲気。
美味し過ぎます。
いつか同じ位置にモデルさんに立ってもらいたいですね。いい絵が撮れそうです。
少し足りない写真の反省、分析
もっとよく撮れていると思ったんですが、こちら。

ホワイトバランスを通りと同じオートのままにしたのが良くなかったのかもしれません。もっとカラフルでフワッとした感じになったかと思ったのですが。残念です。
向いている撮影の方向性、ポートレートレンズとして
上のほうにも少し書きましたが、ポートレートレンズのしては、ちょっとF値が足らないかなと。
柔らかい線が、肌を優しく写してくれそうな気はしますが、なかなかこのレンズを現場に持って行く勇気は出なさそうです。
同じLeicaのTele-Elmarit 90mm/F2.8やJupiter-9 85mm/F2.0がありますので、どうしてもそちらになってしまうかと。
とはいえ62歳の風合いも何かに使ってみたいものです。
歩いた辺り
ホワイト餃子を食べたくて、巣鴨に降り立ちました。

朝から出かけたら、まだ開店前だったので少し街をフラフラと。


気のせいかこちらの街のお地蔵さんは穏やかな顔をしている方が多い気が。
土曜日で混んでいるとはいえ、年配の方が多く、ゆっくりして街の雰囲気がそのまま出ているお地蔵さんのような気も。

なんだかいたるところに賽銭箱があり、線香は2箇所焚べました。

信心深いほうではないですが、お参り等ってなんか平和な時間でいいですよね。
そして目的地「ファイト餃子」。技術継承でちゃんとホワイト餃子なのです。

巣鴨に近いところに移転していたようで、以前に比べ店がだいぶ綺麗です。
11:30開店10分位前に着きましたが、すでに少し並んでいて、その後もずっと列はありました。
10個セット760円

ホワイト餃子は焼くのに時間がかかるので、回転があまり良くないのかもしれません。
土日に行くなら、開店少し前がオススメかもしれません。

撮影情報
カメラはSONY α7Ⅱで、画質はraw非圧縮。

現像ソフトはPhotoshopCS6 rawで、写真によっては多少「露光量」を調整することもありますが、そのまま撮って出しが多いです。
絞りは開放F4.0〜F8ぐらいまで、シャッター速度はブレの軽減のために1/200を軸に、ISOは絞りのニュアンスを優先で最後に調節用に使いました。
ホワイトバランスは、本日は晴れで、物陰とかも多いかと思ったので、オートにしておきました。
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