Jul

2016

12

スタンダードなオールドレンズ描写 だけどちょっとデカイ Steinheil Munchen Culminar 135mm F4.5

160704_DSC08509_Culminar 135mm

レンズとメーカー紹介

Steinheilは歴史の古いドイツのメーカーらしく、ツァイスやライカとも肩を並べる時代もあったようです。

Steinheil Munchen Culminar 135mm/F4.5 Leica Lマウント 1955年製ぐらい
BL6A7972

しかし、webの情報も少なく
eBay市場でも、もう一つ活気がないような気もします。

初のSteinheilレンンズどんな感じでしょう。

本日のアジェンダ

・手持ちのオールドレンズで記事にしていない少ないレンズの一つクリミナーを試す
・中望遠135mmの可能性を、奥行きがある場所で試す。今回は新宿中央公園と多摩川周辺。

線の描写、色味

とても素直な柔らかめの線。

160704_DSC08438_Culminar 135mm

シャドウ部は浅くなり、Helios44やJupiter-9っぽい写りのような気もしますが、線の描写はCulminarの方がさらっとしている印象です。

160704_DSC08449_Culminar 135mm

そういえば前に亀を撮った時も、だんだんこちらに近づいて気がしましたが、好戦的なんでしょうか?
餌をもらえると思うのかも。

160704_DSC08447_Culminar 135mm

金属などのはっきりしたものも、ソフトに映るような気が。

160704_DSC08462_Culminar 135mm

こちらの工事現場F8ぐらいに絞っています。線が柔らかいため、ゆったりした印象に写っていますが、この日は夏日で、湿度も絡みつくようなジメッとした日でした。
写真だとなんか、1日がゆっくり終わる涼しげな工事現場に見えます。

160704_DSC08486_Culminar 135mm

開放F4.5とF8の撮り比べ

160704_DSC08514_Culminar 135mm

線の柔らかさのせいか、絞って全体のトーンを揃えたほうがいいレンズな気がしてきました。

160704_DSC08513_Culminar 135mm

新宿駅まで戻ったらちょうど夕立。
夏っぽい。

160704_DSC08519_Culminar 135mm

もう少し動いて角度をつければ、いいショットを撮れたかもしれない雨でしたが、いかんせんこのレンズは取り回しがしづらい。

以前少し撮った多摩川沿い
DSC04416_160430_Culminar135

レンズ長が長くて、絞りやピントが、カメラモニタから遠いのが取り回ししずらい理由かと。
α7だとバランスが悪いということでしょうか。

ボケ味

開放でF4.5ですので、大きくボケを表現するレンズではないですが、

160704_DSC08479_Culminar 135mm

距離を長くとれば当然のように結構ボケます。

160704_DSC08439_Culminar 135mm

手前の被写体と奥のボケの比較として、手持ちの135mmと比べると、

Culminar 135mm/F4.5
160704_DSC08489_Culminar 135mm

PENTACON electric 135mm/F2.8
160615_DSC07552__electric135mm

Jupiter-11 135mm/F4.0
DSC06755_160605_Jupiter11

あんまり違いわからんですね。笑
Electricは開放がF2.8の分ボケてますが、違いはピント面と色の出方のみでしょうか。

完全に同じフレームにしないとボケの細かい違いはまだ自分には見えないみたいです。

160704_DSC08456_Culminar 135mm

とはいえ撮影最短距離がそれぞれ違うので、

Culminar 130cm
PENTACON 170cm
Jupiter-11 250cm

今回のクリミナーはそれなりに寄れるという利点はあったみたいです。

160704_DSC08464_Culminar 135mm

ボケだけで撮ると木漏れ日はバブルボケが撮れましたが、手前に被写体を入れるとなると相当限られてしまいそうな使い勝手です。
実際この日は手前に何か入れ込むフレームは見つけられませんでした。

160704_DSC08495_Culminar 135mm

160704_DSC08499_Culminar 135mm

なるほど他のレンズより寄れたのかと、今更ながらに振り返ってしまいますが、撮っていてその恩恵は感じなかったです。
ポートレートならいいのかも。

160704_DSC08530_Culminar 135mm

雑誌とかで服の全身モデルの写真とかはいいのかもしれないです。

DSC04531_160430_Culminar135

DSC04513_160430_Culminar135

購入経路、リペアや汎用性、購入時の参考

なんども書いてしまいますが、
デカイ!
かさばる。

Steinheil Munchen Culminar 135mm/F4.5 Leica Lマウント 1955年製ぐらい
BL6A7972

ちょっとこのレンズはミラーレス一眼を使ってオールドレンズを楽しむと言える大きさではないかなと。

左 Leica Elmer 90mm : 中央 Culminar 135mm : 右 Zeiss Flektogon35mm
BL6A7976

もっと特筆するような写りの特徴があれば持ち出す価値はあるかもしれませんが、それほど特筆するようなところはまだ見つけられなかったかなぁ。
弱気です。。。

購入はeBayで、rkv という 100% Positive feedbackの業者から送料込みで8,482円
デカイので送料が3,000円ぐらいで、レンズは手頃な5,000円ぐらい。

状態は、
Condition: 8.5/10 Cosmetic Condition.10/10 Mechanics. Lens Body shows wear. Glass is clean/Clear. No Haze. No Fungus. No separation. No scratches. No scuff marks.Oil on aperture Blades but works fine.Smooth and precise Focus. Please check all pictures for detail.18 Blade Aperture. Smooth Silky Bokeh.

絞りについたオイルは結構たっぷりでした。そして、中のレンズにも付着していたので、簡単に清掃しました。
まぁ値段相応かなと。

撮影最短距離130cmのLeica Lマウント。
1955年製ぐらいと製造は定かではないですが、充分なオールド感の割には状態はいいかとは思います。

現在のeBay相場だと5,000〜40,000円ぐらいまでバラツキがありますね。

外見を気にしなければ10,000円で充分買えそうです。

まぁでも初心者には絶対進められないレンズですね。

上手く撮れたと思う写真の振り返り、分析

タイミングとフレームは面白く撮れたのでは。

160704_DSC08488_Culminar 135mm

線が柔らかく出ているため暑さは伝わらないですが、それをこのレンズの良さと捉えればいいショットと言えるのかと。

少し足りない写真の反省、分析

再戦すべきか、このレンズは飾りにするかなかなか微妙です。
どれも少し足りない写真な気もします。

特筆するような悪い部分はないと思いますが、いい部分もないかなと。
撮影最短距離が130cmはいい部分かもしれませんが、シャドウ部が浅くなるのは商品写真を含むようなものでは使いづらいかなとも。

向いている撮影の方向性、ポートレートレンズとして

ポートレートには使えると思います。
ただ、距離感は限られそうな気が。

135mmでポートレートだと画角の狭さで他に物が写らなくなると思うので、ピント面が大半を占める人物写真だとバリエーションが難しいそうです。

歩いた辺り

新宿中央公園は遠景が多いかなと135mmに合いそうだったので、フラフラしてみましたが、

160704_DSC08452_Culminar 135mm

なんというか何もなくて街撮りにはちょっと適していないかとも。
リラックスするにはいい空間だとは思います。

撮影情報

カメラはSONY α7Ⅱで、画質はraw非圧縮。

BL6A1471

現像ソフトはPhotoshopCS6 rawで、写真によっては多少「露光量」を調整することもありますが、そのまま撮って出しが多いです。
絞りは開放F4.5〜F8ぐらいまで、シャッター速度はブレの軽減のために1/200を軸に、ISOは絞りのニュアンスを優先で最後に調節用に使いました。

ホワイトバランスは、ほぼオートで、後半や雨が降ったあたりは「曇天」。
多摩川の土手の写真はオートでした。