Jul

2018

16

Jupiter-9 85mmの優しい写りをフィルムカメラで!一年前と同じ阿佐ヶ谷を再び街歩き

約一年前と同じ理由で阿佐ヶ谷に来たので、一年前と同じJupiter-9を持ち出すことにしました。Jupiter-9とフィルムカメラの相性は如何に!?

Jupiter-9 85mmについて

LZOS Jupiter-9 85mm F2.0 最短撮影距離80cm M42マウント 1975年製 絞り羽根15枚 3群7枚 49mm

第二次世界大戦の賠償問題でCarl ZeissのSonnarがもとになって作られたロシア製のコピーレンズJupiter-9。
歴史の重みを感じるコピーレンズですが、現代では安価でよく撮れる中望遠レンズとして有名です。

柔らかなボケと繊細な表現はポートレートに最適ですし、街撮りでもいい描写を見せてくれています。
そのJupiter-9を今回はフィルムで試します!

本日のアジェンダ

約一年前と同じ場所同じレンズで自分の成長を試す。
・ボケ、シャープなど主にJupiter-9 85mmの話
・描写、質感など主にフィルム表現軸の話
・構図の話

ボケ、シャープなど主にJupiter-9 85mmの話


もう一段露出を下げればぴったりだったかと。
最近思うんですが、大きいサイズで見るとシャドウ部のノイズがいい味なんですが、ブログサイズの画像に縮小するとそれが見えないのが残念です。


フィルムで撮るようになってからレンズのコーティングの写りへの影響を感じるようになりました。
デジタルに比べて影響が強い気がしています。
今回のJupiter-9はおそらくシングルコーティングだと思うんですが、前々回の投稿のIndustar61はマルチコーティングだったと思うので、その差はハレーションや発色に出るんではないかと。


店の中のマネキンがメインなんですがわかりづらいですかね。
全体の露出としてはいい具合ですが、このフレームならもう二段ぐらい上げてマネキンを引っ張り上げても良かったかもです。


少し絞った時にJupiter-9の変わりようも面白いです。
ググッと濃いい感じの線がコントラストを上げてくる描写が、絵画のような雰囲気にも感じるのではと。


こちらは真逆な描写。
手前のボケは柔らかさからピント面のか細い柔らかな表現、とても同じレンズに見えません。


必殺中望遠とも言える、一点にメインの被写体を据えて奥は遠くまでボカシのショット。
前面の白い壁にフィルム感が出てとってもいい味。
そろそろポートレートもいけそうな気がしてきました。


近距離で奥にボカシを深くとれないとちょっと非凡でしょうか。
これなら準広角Flektogonあたりで撮った方がいいのではと。

描写、質感、構図など主にフィルム表現軸の話


状況としては、線路の真上を走る山手通りの隙間から光が落ちていて、ピントは踏切の反対側に合わせていたため全体がぼやけてます。

フォルムだとハイライト部がぐっと持ち上がりやすくて、エフェクトのグロー的な感じに強調されて面白いですね。


さらに先ほど撮っていた場所を反対から撮影。
ピンが合ってもグロー感は強い感じでいい存在感です。


メインを決めずフレームの雰囲気を撮りたかったので、絞り開放でいきました。
超望遠で斜めの被写体はピントの位置がズレやすいので開き直ってこれでいいと思います。


模型でもフィルムカメラなら少し味が出ているでしょうか。ウインドに写る光にいい味でノイズがのっている気もします。
しかしこれももっと大きい画像で見ると味があるんですが。。
スキャナを買うべきなのかも。


フィルムでのJupiter-9の色乗りがいい感じで出てます。
こちらは鮮やかの一歩手前という感じですが、記憶色よりも色乗りが良く、くすみ具合が記憶色より味があるといった感じでしょうか。


日暮里繊維街の時と同じような雰囲気の場所でしたが、Jupiter-9だとぐるぐるボケは全くでないので、描写が全然違うかと。
でもロシアンレンズはどこか雰囲気は似ている気がします。


こちらはピント面のチラシの写真がボケてます。
とはいえこの考え方って面白い気も。
写真を特大プリントアウトしてその上から色を塗っていい味の作品を作った友達がいますが、デジタルを駆使しながらアナログを付加する感覚もちょっと面白そうな方向性です。

構図


個人的にとても気に入ってます。
露出はもう一段くらい落してちょうどぐらいと思いますが、なんでしょう、後ろの黒バックとの相性はこれがバッチリな気がしてます。またこの対比感はデジタルでは出づらい気も。

シンプルな所謂三分割的な構図に見えますが、何かフィルムの良さが掴めた感じがして嬉しいのです。


こちらも我ながらうまく撮れたような気が。
コントラストバランスもバッチリですし、何よりメインの被写体がグリッド的な線からずれているのに反面として成立したのも嬉しいです。
こういった写真は広角気味のほうが上手くいく印象でしたが、案外中望遠のほうがいいのではと思いました。
フィルムらしい何か、もしくは街歩きの撮り方が見えかけているような気がします。


ピント面のピックのピントが甘いです。
右からの光でハレーションを起こしているようにも思えますが手振れかも。
とはいえ味はいいんじゃないかと。
ピック左上の光とのバランスが構図にバランスをもたらしてくれている気がします。


昔、オールドレンズを始める前に、広角でよく好んで撮っていた構図。
望遠のほうが平面感の強調としては真っ平らな感じしていいですね。
写真としてはもう少しコントラストが欲しいかなとも。

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阿佐ヶ谷を街歩き


出発地点も同じ南阿佐ヶ谷駅側の商店街からスタート。


壁に貼り付いたおじさんも健在でした。


商店街の真ん中あたりの二階のカフェにカメラ好きのマスターがいらっしゃいました。
話し出したら混んできてしまって少ししか話せませんでした。また近くへ行ったら寄りたいです。
扉の写真の場所です。



前回SALEの札が絶妙だったお店は、今度はいい位置に紫陽花がありました。
なんとも絵になる街です。

補足

レンズの仕様や購入に際して等は以前の投稿を見ていただけたらと。

カメラ

フィルムカメラ PRAKTICA MTL5

カメラはセットで大人買いした新しいオールドカメラ、Pentacon製のPraktikc MTL5。1983年製ぐらいの第四世代のようです。
程度もいい感じでしばらくのメインカメラの予定です。
フィルムはフジフイルムのスタンダードISO100 36枚撮りです。

 

“Jupiter-9 85mmの優しい写りをフィルムカメラで!一年前と同じ阿佐ヶ谷を再び街歩き” のコメント

  1. AKA より:

    フィルム+オールドレンズ、楽しんでらっしゃいますね。素敵です。
    逆に今のレンズでフィルムで撮ったらどうなるんでしょうね。
    AFレンズは無理でも、MFレンズならなんとか取り付けられそうな・・・

    • Hidekatsu より:

      ありがとうございます。
      はい!かなり掘りがいのあるジャンルです!
      ここのところは暑くてなかなか外に足が向かないのですが、試したいレンズは山ほどあります笑

      おー、現代レンズをフィルムに面白そう!
      キレキレのMilvusなどはどんな表情になるんでしょうね。
      ちょっと考えてみます!